
こんな方におすすめ
- CTAとは何か具体的に知りたい人
- ブログを発信しているが集客につながらない人
- ブログなどのWEBメディア集客で成功するコツを知りたい人
ブログなど、WEBサイトやメディア使って集客を行うためには、ユーザーや読者に記事を読んでもらった後に、発信者が思う通りの行動を起こしてもらうための導線が必要になります。
その際、記事の中で資料請求や問い合わせ、メールマガジン登録などの行動に促すために重要になるのが、『CTA』です。
CTAは、WEBでの集客に欠かせない重要な要素です。とはいえ、単に設置するだけでは思うような効果が期待できません。
WEBマーケティングの基本となる集客動線を理解したうえで、効果的にCTAを設置しましょう。
ポイント
集客導線とは、ブログやWEBサイトを通して商品・サービスなどが認知されて、最終的に顧客になってもらうまでの一連の流れを指します。
こちらもCHECK
-
-
集客導線とは売上につながる顧客獲得に必要なWEB戦略
続きを見る
ここでは、CTAに関する基礎的な知識と効果的な設置方法について紹介します。
CTAに関する基礎知識と具体例
CTAに関する基礎知識と、具体例について解説します。
CTAとは「行動喚起」を意味する
CTAとは、マーケティング用語で、『Call To Action』の略であり、日本語に訳すと『行動喚起』を意味します。
前述したとおり、CTAを設置する目的は、WEBサイトの訪問者を行動に誘導することです。
訪問者を行動に誘導するためのテキストやリンクなどを含めて、CTAあるいはCTAボタンと呼びます。
具体的には、冒頭でも述べたとおり、WEBサイト内にある『資料請求』『お問合せ』『メールマガジンの登録』『商品購入』などのボタンや画像、ユーザーを行動に促すリンクがCTAにあたります。
WEB集客のなかでも、ブログやホームページなどWEBサイトを活用した集客では、SEO対策を行います。

こちらもCHECK
-
-
SEOとはユーザー視点のコンテンツ重視で検索エンジンから集客する施策
続きを見る
ターゲットが解決したい悩みや、知りたいことを記事化したページやサイトにSEO対策を行うことで、Googleなどの検索エンジンを通してユーザーが流入します。
そこで、自分(自社)の商品・サービスや会社を認知してもらうために、適した行動を促すのがCTAです。
この際に、記事の中でしっかりと導線ができていなければ、たとえアクセス数が増えても、資料請求や申込みなどの「本来の目的が達成できない」ということになります。
そのため、計画的なCTAの設置が非常に重要になるのです。
こちらもCHECK
-
-
ブログ集客の方法│検索から見込み客が集まる記事の書き方3つのコツ
続きを見る
CTAの種類は複数・いずれも工夫が必要
CTAは業種やサービスによって異なりますが、主に以下のものがあります。
CTAの種類
- 商品購入
- 資料の請求
- お問い合わせ
- SNSフォロー
- サービス申込み
- セミナー申込み
- SNSフォロー
- 会員登録、メールマガジン登録
- キャンペーンサイトへの遷移
上述のように「目的が明確」であっても、ユーザーの問題解決を導き出しながら発信するブログなどのWEB記事は、宣伝がメインの広告とは異なり、CTAにたどり着いてもらうための工夫が必要です。

CTAでコンバージョン率(CVR)が変わる
コンバージョンとは、集客や売上のための目標が達成された数のことを指し、CVとも呼ばれています。
業種によってコンバージョンはさまざまですが、たとえば『資料請求』『問い合わせ』『商品の購入』『メールマガジンの登録』などがあります。
コンバージョン率とは、アクセスのうちコンバージョンに至った割合を指し、CVRと呼ばれることもあります。
ブログやWEBサイト上のCVやCVRの数字には、CTAの導線づくりが大きく影響します。
コンバージョンについては、下記のページで詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
こちらもCHECK
-
-
コンバージョン(CV)とは集客や売上の目標達成数!成果を上げる方法
続きを見る
コンバージョンについて理解を深めるには、無料で活用できるGoogleの解析ツール『Googleアナリティクス』の設定と実践が有効です。
Googleアナリティクスでは、自分(自社)のブログやWEBサイトに流入する人がどこから、どのような経路を通って、どのくらいの数いるのかが測定できます。
データを活用して、ブログやWEBサイトなどのメディアの改善に役立てられます。
こちらもCHECK
-
-
Googleアナリティクスとは?基本をわかりやすく解説!
続きを見る
CTAを設置する注意点
ブログやWEBサイトにCTAを設置する際には、「ユーザーに促す行動を明確にする」「ユーザーの行動への負担を下げる」ことに注意します。
ユーザーのしてほしい行動を明確にする
CTAを設置する際は、ユーザーに促したい行動を明らかにしておきます。
そのうえで、CTAはできる限りひとつに絞るようにしましょう。
なぜなら、ひとつのページに複数CTAが設置されていると、ユーザーはどれを選択して良いのか迷ってしまい、結果、ボタンを押すといった行動をためらってしまうからです。
目的を絞り切れない場合は、ブログなどの集客記事を分けるて、同一ページに複数のCTAを設置しないように心がけましょう。
行動に対するユーザーへの負担を下げる
ユーザーは、新しい行動を起こす際に心理的な負担があります。
このときの負担が大きければ大きいほど、行動を起こすことにちゅうちょしてしまいます。

過剰に勧誘されるとユーザーは警戒心を持ち、「一度調べてからにしよう」と考え、すぐに行動を起こしません。
また、ユーザーが行動を起こしやすいよう、CTAを設置する際は簡単に動作できるよう配慮しましょう。
たとえば、メールマガジンの登録に必要事項の入力が数多くあると、面倒に感じてしまいます。
また、動作を簡単にすることに加えて、文章などで表記することで、ユーザーの心理的負担を減らせます。
効果を上げるためのCTAの設置方法
CTAで効果を上げるためには、設置方法に工夫が必要です。
ポイントは、発信者目線ではなく「ユーザーにわかりやすいこと」です。
CTAはわかりやすい場所や位置に設置する
CTAを設置する際は、ユーザーが行動を起こしやすいように、視線誘導を意識して目につきやすい場所に設置します。
CTAのわかりやすい設置場所として、主に以下の場所があります。
ページ上部や固定ヘッダーとして設置
ユーザーが最初に目につく場所であるため、ページを読んだ後にどのような行動を起こしてほしいのかをユーザーに伝えやすくなります。
ページ下部に設置
ページを読み終わった後に目につく場所であるため、関心の高いユーザーを行動へと誘導できます。
コンテンツ要素ごとに設置
ページが長い場合は、コンテンツ要素ごとに設置する方法もあります。
ページを読んでいる間も常に目につく場所であるため、ページが縦に長い場合に途中でユーザーが離脱することを防いでCTAに誘導できます。
WEBページの特徴から判断して、最もユーザーの目につく場所を考えてCTAを設置しましょう。
CTAはわかりやすいデザインと表現にする
CTAを設置する際は、ユーザーにとってわかりやすいデザインや表現にして行動へとつなげます。
CTAのデザイン
CTAのデザインには、大きく分けて「視覚的に目立つ色」「ユーザーの好みの色」の2つの方法があります。
自社のサービス内容や、ターゲットとなるユーザーを意識した色やデザインを採用しましょう。
視覚的に目立つ色にする
視覚的にユーザーに与える効果は大きいため、CTAボタンの色はユーザーの目につくものにします。
赤系の色には購買意欲を刺激する効果があり、青系の色には信頼性を感じさせる効果があります。
そのため、商品販売が目的ならば赤系を、セミナーの申込みが目的ならば青系を使用するなどして、WEBサイトの目的に合わせた色でユーザーを行動へと導きます。
性別や年代によっても好みの色が異なるため、背景色や画像もターゲットに合わせた色彩を選択するようにしましょう。
ユーザーが好みそうなデザインにする
WEBサイトの目的に合わせて、ユーザーが好みそうなデザインを取り入れます。
たとえば、子育て中のファミリー層をターゲットにした商品販売が目的のWEBサイトなら、子どもをモチーフにした画像を用いることでユーザーの興味を引きます。
CTAの表現
CTAの表現はわかりやすくシンプルなものにします。
ユーザーが一目見て、これから起こすのがどのような行動であるか、わかるようなものが良いでしょう。
たとえば、CTAボタンのテキストを「資料請求」とするよりも「詳細を知りたい方は資料請求へ」とした方が、ユーザーにとってわかりやすい表現となります。
とはいえ、CTAボタンに説明を長々と書いてしまうと、ユーザーが理解するのに時間がかかってしまうなど、逆にわかりにくくなります。
CTAでは、「行動をシンプルに表す」ことが重要です。
戦略を行いCTAボタンでユーザーに行動を起こさせる
WEB集客では、SEO対策によってWEBサイトを検索結果で上位表示させてユーザーを呼び込み、商品購入や資料請求などの実際の行動を起こさせます。
WEBサイトを訪れたユーザーに行動喚起するために設置するボタンやリンクがCTAです。
CTAは、ユーザーの目につく場所にわかりやすい形で設置することで集客へとつなげます。
さらに、設置後も効果が出ているかを、アクセスやデータ解析にて検証して改善を図ることで、より効果を発揮します。
WEBで集客を図るならば、CTAを設置して検証を繰り返しながら、ユーザーの行動へとつなげていきましょう。