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SEOで重要視されるE-E-A-T!Google評価基準のポイント

2021-04-30

オオニシ
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コンテンツ重視の考え方については、GoogleがWEBサイト(記事・コンテンツ)を評価する基準『 E-E-A-T』(旧E-A-T)があります。SEOを行う上で、重要視されるものです。

 

この記事でわかること

  • E-E-A-Tの概要と考え方
  • E-E-A-Tがとくに重要視されるジャンル
  • E-E-A-Tを高めてGoogleとユーザーから評価されるためにすべきこと

ホームページやブログを使ったWEB集客において、欠かせない施策のひとつに『SEO』があります。

 

SEOは、検索エンジンから自然流入させる手法で、オーガニック検索とも呼ばれています。

 

SEOで重要視しなければならないのが、Googleのコンテンツに対する評価基準E-E-A-T」です。

 

E-E-A-T(旧E-A-T)とは、下記の4つの言葉の頭文字をとって略した「Googleの造語」です。

 

E-E-A-T

  • 経験 (Experience)
  • 専門性 (Expertise)
  • 権威性 (Authoritativeness)
  • 信頼性 (Trustworthiness)

 

もともと、Googleの評価基準は「E:Eexpertise(専門性)・A:Authoritativeness(権威性)・T:Trustworthiness(信頼性)」の3要素から構成されていて、名称は『E-A-T』でした。

 

2022年12月15日に3要素の評価基準に対して、新たに「E:Experience(経験)」が追加されて「E-E-A-T」となったのです。

 

参照:品質評価ガイドラインの最新情報: E-A-T に Experience の E を追加

 

Googleは、2020年頃から特にコンテンツの質を重視するようになっています。

 

ここでは、E-E-A-Tの基礎知識や重要視される理由、WEB記事やサイトへの対策のポイントについて解説します。

 

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E-E-A-TはGoogleが重要視する基準

前述のとおり、E-E-A-Tとは、GoogleがWEBサイトの評価を行う際に最重要視している基準です。

 

WEB上のWEBサイトやぺージなどを検索結果に表示させる役目は、検索エンジンのロボット「クローラ」と「インデクサ」は、WEBページを発見し内容を分析する役割を担っています。

 

検索エンジン仕組みについて、「クローラ」と「インデクサ」については下記の記事で詳しく解説しています。あわせてお読みください。

こちらもCHECK

クローラ・インデクサ┃検索エンジンの仕組みと上位表示をめざす方法

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検索結果で表示される順位は、評価基準をもとにして決めています。

 

Googleは、WEBサイトを評価する際のマニュアルとして、以下の「検索品質評価ガイドライン」を一般公開しています。

 

 

検索品質評価ガイドラインには、GoogleがWEB記事やサイトを評価する基準内容や、最重要項目は「E-E-A-T」であることが記載されています。

 

E-E-A-Tは、WEBサイトや記事などのコンテンツにSEOを行う上で欠かせない要素ということになります。

 

 

E-E-A-Tの4つの評価基準

冒頭で述べた通り、E-E-A-Tとは、経験(Experience)・専門性(Expertise)・権威性(Authoritativeness)・信頼性(Trustworthiness)の頭文字をとったGoogleの造語です。

 

コンテンツに対して、以下のように評価基準が当てはまっているかが問われます。

 

E-E-A-Tイメージ図

 

  • Experience(経験):実体験や人生経験を持っているか
  • Expertise(専門性):知識や経験・スキルを持っているか
  • Authoritativeness(権威性):どのくらい認められているか
  • Trustworthiness(信頼性):信用に足るものか

 

簡単にいうと、『どれだけユーザー視点で書けているか』ということがポイントになります。

 

ユーザー視点とは、『ユーザーが知りたいことを隈なく、わかりやすく書けていること』『根拠がもとにあることが前提で、オリジナリティが高いこと』などが挙げられます。

 

以下では、それぞれについて解説します。

 

経験(Experience)

経験とは、コンテンツ制作者が持っている話題に対して、実際に体験したことや人生経験の量のことを指します。

 

人生経験が多く深ければ深いほど、他と差別化が図れてオリジナリティが高くなります。

 

また、「事例」や「お客さまの声」などを、鮮明に且つ1案ずつ丁寧にコンテンツをつくることで、ユーザーにとって利便性があり、経験としても評価されやすくなります。

 

 

専門性(Expertise)

専門性とは特定のジャンルやテーマを扱っているかを示す指標です。

 

テーマに特化したコンテンツを扱うWEBサイトは、ユーザーのニーズを的確に満たすことができるため重要であるとされています。

 

権威性(Authoritativeness)

権威性とは、WEBサイトに権威があるかを示す指標です。

 

コンテンツの情報を発信しているのが専門家や経験者、肩書を持つ人物であれば、特に権威性が高いということになります。

 

また、他者から高い評価を受けていることも権威性につながります。

 

他サイトやSNSなどで紹介されて、自社サイトのリンクが貼られていることも評価につながります。

 

信頼性(Trustworthiness)

信頼性とは、WEBサイトのコンテンツが信頼できる情報であるかを示す指標です。

 

WEBサイトの運営者や情報源が信頼性に影響します。

 

運営者情報やプライバシーポリシーを明確にし、エビデンスが必要な情報には参考元情報を記載するなどしましょう。

 

また、古くなった過去の情報は信ぴょう性に欠ける場合もあるため、情報の鮮度も信頼性に関わります。

 

 

E-E-A-Tが重要視される理由と分野

Googleが、E-A-Tを重要視するのには以下のような理由があります。

 

また、WEBサイトの中でも特にE-A-Tが重要とされる分野があります。

 

以下で、詳しく見ていきましょう。

 

E-E-A-TがSEOに重要である理由

GoogleがE-E-A-Tを重要視する理由として、『ユーザーファースト』を掲げていることが挙げられます。

 

上述した『ユーザー視点』も『ユーザーファースト』にあたります。

 

ユーザーファーストのイメージ図

 

ユーザーファーストとは、企業が情報を発信する際、ユーザー視点で企画やコンテンツを考えることを指します。

 

「ユーザーファースト」とは、「ユーザー=記事のターゲットになる人物」。

そして、発信者本位ではなく、「ユーザーのことを優先」するという意味です。

「ユーザー目線に立って考えられて、丁寧に情報を伝えられているか」という点が大きなポイントです。

たとえば、ユーザーが「このキーワードで知りたいことは何か」「専門用語は誰がみても理解できるようにした方がよいか」を考えます。

 

ユーザーファースト

 

ここで、注目したいのが検索アルゴリズムです。

 

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アルゴリズムとは、Googleなどの検索エンジンが、検索結果のランキング付けを行うために用いる計算方法のことを指します

 

検索アルゴリズムの精度が良くなかった2016年くらいまでは、ユーザーファーストとはいえず、検索上位に上げたい記事中では、とにかくキーワードの多用が目立ちました。

 

また、本命サイトに外部からアクセスを集めるために、被リンクを多用して上位表示させる手段も取られていました。

 

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被リンクとは、外部サイトから自サイトへ向けられたリンクのことを指します。

検索エンジンはWEBページを評価する際、被リンクの質と量を重視しています。

そのため、ページに良質な被リンクが増えると、検索エンジンからの評価が向上します。

検索エンジンからの評価が向上すると、検索順位も向上し、上位表示される可能性が高くなるのです。

 

被リンク

 

上記のとおり、アクセスを集めるために、とにかく被リンクを多用する方法(ブラックハットSEO)が取られていました。

 

ブラックハットSEOは、質の低いコンテンツを検索結果で本来の順位よりも上位に表示させる手法

 

その結果、本来ユーザーに必要とされる良質なWEBサイトが、「上位に表示されない」ということが起きていたのです。

 

検索アルゴリズムは、ユーザーの利便性を向上させるために改良を繰り返し、精度が上がった近年ではコンテンツの質が重視(ホワイトハットSEO)されるようになりました。

 

ホワイトハットSEOは、質の高いコンテンツを作ることでGoogleからの評価を受けて検索結果で上位表示させる手法

 

E-E-A-Tを高めることは、ユーザーにとって利便性向上につながります。結果として良質なWEB記事やコンテンツがGoogleに評価されることになるのです。

 

こちらもCHECK

ホワイトハットSEOとブラックハットSEOの違い!正しい対策法

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E-E-A-Tが特に重要視されるジャンル

E-E-A-Tが特に重要とされるのはYMYLというジャンルです。

 

YMYLとは、「Your Money or Your Life」の頭文字をとった言葉で、金融や医療、法律、ニュースなどを扱うWEBサイトのことを指します。

YMYL

YMYLを扱うWEBサイトは「Your Money or Your Life」の文字どおり、「人の幸福や健康、経済的安定、安全」に直接影響するため、他のサイトよりもE-A-Tが重要視されます。

 

また、E-E-A-Tの中でも特に「信頼性」が重視される分野です。

 

E-E-A-Tイメージ図(Google参照)

3.4 経験、専門知識、権威、信頼(E-E-A-T)
経験、専門知識、権威、信頼(E-E-A-T)は、PQ評価において重要な考慮事項である。最も重要なE-E-A-Tファミリーの中心に位置する最も重要なメンバーは「信頼」である。

 引用元:General Guidelines

 

そのため、記事づくりの際は、YMYLの知識をまったく持たない人ではなく、それぞれの分野の専門家がコンテンツやサイト全体の監修を行うなどの工夫が求められます。

 

また、特に評価を厳しくしているYMYL領域では、品質がGoogleの求めるものに沿っていないような場合、検索結果に表示されにくくなるといわれています。

 

そのため、Google検索で上位表示されている競合サイトなどをしっかりとリサーチしてから記事作成に取りかかりましょう。

 

 

E-E-A-Tを高めるためにすべきこと

E-E-A-Tを高めるためには、適した対策が必要です。

 

経験・専門性・権威性・信頼性の各項目のポイントについて解説します。

 

経験としての対策を高めるポイント

自身が体験したことがあるジャンルを選んでコンテンツにすると、臨場感が出るため経験としての対策が高まります。

 

例を挙げると、『SEO』に関する記事を書くとき、以下のAとBの2人がいたとします。

 

  • (A)ホームページやブログにSEOを実装させて、WEBサイト運用を3年ほど経験
  • (B)ホームページやブログを運営した経験がなく、SEOについては聞いたことがある程度

 

上述の2人が居た場合は、BよりもAの人の方が、経験に基づいた質の高い臨場感のあるコンテンツ(記事など)がつくれます。

 

検索エンジンで検索すると膨大な情報が溢れていますが、上位表示される記事の大半は、すでに情報として扱われている二次情報や三次情報です。

 

専門性のある人が、一次情報として書いているわけではないことが多く、信ぴょう性が低いケースやどれも同じことが書かれているのが目立ちます。

 

そのため、経験に基づいた情報が多ければ多いほど、さまざまな経験を得て自分の言葉で書けるコンテンツ(文章・記事)が評価されます。

 

専門性を高めるポイント

E-A-T専門性を高める

 

専門性を高める対策では、「テーマに特化」「一次情報の提供」「専門家への取材」の3つがポイントです。

 

以下で詳しく見ていきましょう。

 

テーマに特化した情報を増やす

専門性を高めるために最も重要なのは、伝えるためのジャンルやテーマをひとつに絞ることです。

 

テーマを絞って、関連性のあるコンテンツを増やすことで専門性が高まります。また、特化したテーマの専門的知識を増やすことも重要です。

 

専門知識の詰まったコンテンツを増やしていくことで、検索エンジンに専門性の高いWEBサイトであるとアピールできます。

 

検索エンジンに評価されることで、より多くのユーザーの目に触れることに繋がります。

 

一次情報を提供する

一次情報とは、自身の体験によって得た情報のことです。自身が行った調査や実験によって得た情報も一次情報に分類されます。

 

対して、一次情報を持つ他人から得た情報を二次情報といいます。

 

一次情報は他人には提供できない独自の情報であるため、コンテンツに盛り込むことで専門性が高まります。

 

専門性があることで、ユーザーからは「〇〇といえば〇〇」というように企業の知名度があがり、ブランディングが行えます。

 

専門家に取材を行う

専門知識が足りない場合には、専門家への取材を行います。

 

特に医療や金融などの分野においては専門家への取材が有効です。

 

自らが専門家にならなくとも、取材を行い聞き取ったことを間違いなく発信していくことでコンテンツの専門性を高めることができます。

 

このとき注意したいのは、自分自身も取材前に、ヒヤリングを行う分野の知識を高めておくことです。

 

相手が専門家とはいえ、すべてをゆだねてしまうと、よい情報を引き出すことができません。

 

よいコンテンツづくりには、事前のリサーチを怠らないようにしましょう。

 

権威性を高めるポイント

E-A-T権威性を高める

 

権威性を高める対策では、「著名者・会社名などの運営者名の明示」「被リンクの獲得」「サイテーションの獲得」の3つがポイントです。

 

「サイテーション」とは、直訳すると引用や言及といった意味を持ちます。

 

以下で詳しく解説します。

 

著者名や運営会社名を明示する

WEBサイトに著者名や運営会社名を明示することで、誰が提供する情報なのかがユーザーに伝わります。

 

著名な会社や人物名である場合は特に有効です。

この運営者の情報は有益であるとユーザーに判断されることで、権威性の向上につながります。

 

被リンクを獲得する

すでに権威のあるWEBサイトから被リンクを獲得することで権威性が高まります。

被リンクとは外部のWEBサイトからリンクをしてもらうことです。

 

Googleの検索エンジンでは被リンクの質と量を評価するため、権威性の高いサイトからの被リンクは評価へとつながります。

 

サイテーションを獲得する

サイテーションとは、前述したとおり他のWEBサイトからの引用や言及のことです。

 

たとえば、他者のブログやSNSなどで自社のWEB記事やコンテンツ、あるいはホームページなどのサイトを紹介してもらうことなどを指します。

 

すると、会社名やサイト名、住所、電話番号などがサイテーションとして検索エンジンに認識されます。

被リンクと同様に、サイテーションの多いWEBサイトは、他者から評価されているとGoogleから見なされて評価が高まります。

 

信頼性を高めるポイント

E-A-T信頼性を高める

 

信頼性を高めるための対策では、「専門性の高い情報の引用」「WEBサイトの情報開示」「編集ポリシーの公開」の3つがポイントです。

 

専門性の高い情報を引用する

情報を引用する場合、「専門性の高いWEBサイトから情報を引用すること」で信頼性を高められます。

 

具体的には、公的機関や研究機関、専門機関などからの引用です。

 

信頼性の高い情報を提供するためには、根拠がある情報を引用するということが重要です。

 

WEBサイトの情報を開示する

権威性を高める場合と同じく、WEBサイト運営者の情報を開示します。

 

会社名や個人名、住所、連絡先など、運営者の全容がユーザーに伝わるようにします。

 

WEBサイトの情報を詳細に開示することで、ユーザーに安心感を与えることになり信頼性が高まります。

 

編集ポリシーを公開する

ニュースサイトやメディアの場合は、編集ポリシーを公開するようにします。

 

編集ポリシーとは、WEBサイトの方向性や運営目的を紹介することです。

 

企業の理念を知ってもらうことで、Googleやユーザーの信頼性が高まります。

 

E-E-A-Tを意識することがユーザーファーストにつながる

E-E-A-Tは、GoogleがWEBサイトを評価する際に最重要としている評価基準、『経験・専門性・権威性・信頼性』の4つのことです。

 

SEOでは、キーワード選定の基本的な対策に加えてE-E-A-Tを高めることを意識しなければなりません。

 

E-E-A-Tを高めることで、Googleが求めているユーザーファースト、すなわちユーザーにとって利便性の高いコンテンツのWEBサイト制作につながります。

 

E-E-A-Tを意識して、より良質なコンテンツづくりをめざしましょう。

 
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SEOコンサルタント・ライティングコーチ@オオニシヨウコ

22歳で結婚後、子どもが4歳と3歳のときに28歳で離婚。一家の大黒柱として、シングルマザーとして子ども2人を育て上げた自身の人生経験から、2015年に『女性が子育てや家族の介護をしながらも、働き続けられて収入が得られる環境づくり』を理念に会社を創立。WEBメディア制作事業・ライティング教育事業を立ち上げる。

ライティング教育事業にて、300人以上のプロライターを輩出しながら、編集プロダクション事業を運営し、子育て中の女性に働く場所を提供。同時に、200人以上の事業主・経営者の方にライティングの指導を行う。

SEOとライティングスキルをフルに活かし、企業の集客・売上、個人の方の就労に貢献しながら、月商7桁・年商8桁を達成。わずか30日でGoogleの検索結果で上位表示や500以上のキーワードで1~3位を獲得するSEOライティングには、同業他社からも定評あり。

現在は、これまで培ったSEOのノウハウとライティングによる実績をフルに活かして、個人事業主や中小企業を対象に『集客できるWEBサイト』の制作やコンテンツマーケティングのサポートおよびライティング指導を行っている。

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