店舗や地域密着ビジネスで有効な集客方法に、Googleマップがあります。
Googleマップは、Googleが無料で提供するツール「ビジネスプロフィール」に登録することで、利用できます。
登録は簡単に行えますが、検索された際に上位に表示させるには、MEOを実装させることが必要です。
「MEO」とはMap Engine Optimization:マップエンジンオプティマゼーションの略で、日本語に訳すと「マップエンジン最適化」になります。
MEOの効果は比較的早く表れ、およそ30日程度で上位に表示されます。しかし、効果を出すにはいくつかの設定条件があります。
本記事では、Googleマップ集客に必要なビジネスプロフィールの設定方法やMEOについて詳しくお伝えします。
Googleマップ集客のメリット
実店舗を持つ企業は、積極的にGoogleビジネスプロフィールを活用して、集客力アップをめざしましょう。
ここでは、Googleマップを使った集客のメリットを3つ紹介します。
1.無料で始められる
Googleマップを使った集客の最大のメリットは、無料で利用できることです。
Googleビジネスプロフィールへの登録はもちろん、操作や運用も専門知識がなくても簡単に始められます。
広告や宣伝に費用をかけている企業が多い中、無料で効果的な集客を実現できるので、積極的に活用することをおすすめします。
2.高い集客効果
Googleマップを使った集客では、店舗の近くにいるユーザーにアプローチできるため、高い集客効果が期待できます。
とくに、外出中のユーザーはスマートフォンで近くの店舗を検索することが多く、検索結果で自分の店舗が上位に表示されれば、来店意欲の高いユーザーを直接呼び込むことが可能です。
3. 口コミの活用
Googleビジネスプロフィールでは、ユーザーからの口コミや評価を集めることができるため、信頼性を高めるチャンスです。
良い口コミや高評価は、新規顧客に対して強いインパクトを与え、来店を促す要因になります。
口コミを活用して、顧客満足度をアピールしましょう。
集客効果が高いローカルパックとは
Googleマップの検索結果で、上位に並ぶ3件の店舗やオフィス情報の欄を『ローカルパック』といいます。
MEO(マップエンジン最適化)は、具体的には、ローカルパックに表示させるための手法や施策を指します。
ローカルパックに表示されると、多くの検索ユーザーの目に留まるため、集客数が増える可能性が高くなります。
例えば、Google検索の検索窓に「地域+食べ物」や「地域+サービス名」「近く+事業カテゴリ」などのキーワードを入力して検索を行った場合、検索結果にGoogleマップと店舗情報がローカルパックとして表示されます。
また、レストランやホテルなど、お店や施設のジャンルをキーワードを入力して検索した場合は、Googleがユーザーの位置情報を基に、近いエリアにある店舗情報をローカルパックとして表示します。
ローカルパックには、オーナーがGoogleビジネスプロフィールに企業情報を登録している店舗・オフィスのみ表示されます。
ローカルパックは視認性が高く、目立つ位置に配置されているため、自社の店舗・オフィスが表示されれば、高い集客効果が期待できます。
Googleビジネスプロフィールに登録することで、集客効果が高いローカルパックに自社の店舗やオフィスが表示される可能性が高まるのです。
Googleマップ集客ツール「Googleビジネスプロフィール」
冒頭でもお伝えしたように、Googleマップで効果的に集客を行うためには、Googleが提供する無料ツール「Googleビジネスプロフィール」にビジネス情報を登録するところから始めます。
Googleビジネスプロフィールは情報管理ツール
Googleビジネスプロフィールとは、ビジネスの基本情報から詳細情報までを管理・公開できる、Googleが提供する情報管理ツールです。
これにより、メニューや価格などの詳細な情報を編集し、ユーザーに向けて発信することが可能です。
Googleビジネスプロフィールに登録していない場合、表示される情報は店舗名や住所、外観の写真などの最低限のものに限られます。
しかし、Googleビジネスプロフィール登録をすることで、店名、電話番号、営業時間、顧客レビューなど、ユーザーにとって重要な情報を検索結果に表示させることができます。
また、近年ではGoogleが自動的に検索ユーザーの位置情報を利用して、ユーザーに関連性の高い情報を提供するようになっています。
Googleビジネスプロフィールに登録された情報は、より多くの潜在顧客にリーチするための有力な手段となります。
このように、Googleビジネスプロフィールを活用した集客は、今や多くの企業にとって欠かせないマーケティング手法の一つとして注目されています。
Googleビジネスプロフィールの主な登録項目
Googleビジネスプロフィールの登録項目には、以下のような情報が含まれます。
以下の情報を正確かつ詳細に入力することで、Googleマップや検索結果での表示が最適化され、より多くの顧客にリーチできる可能性が高まります。
- ビジネス名
正式なビジネス名を入力します。Googleのガイドラインに従い、不要なキーワードを追加しないようにしましょう。
- ビジネスのカテゴリ
ビジネスのメインカテゴリを選択し、必要に応じてサブカテゴリを追加します。これにより、ユーザーが関連する検索を行った際に、ビジネスが正確に表示されるようになります。
- 所在地
ビジネスの住所を正確に入力します。複数の拠点がある場合は、各拠点の住所をそれぞれ登録します。
- 電話番号
連絡先電話番号を登録します。可能であれば、顧客が簡単に連絡できるように、直通の番号を使用します。
- 営業時間
営業時間を正確に設定します。特定の曜日や祝日の営業時間が異なる場合も設定できます。
- WEBサイトのURL
ビジネスの公式ウェブサイトのURLを入力します。これにより、ユーザーがより詳細な情報を確認できるようになります。
- ビジネスの説明
ビジネスの概要や特徴、提供するサービスや商品の詳細について、簡潔に説明します。(最大750文字)
- 写真と動画
ビジネスの外観、内装、商品、サービス、スタッフなどの写真や動画をアップロードします。高品質の画像を使用し、ビジネスの魅力を視覚的にアピールします。
- サービスやメニューのリスト
提供するサービスやメニュー項目を追加します。価格や説明を含めることで、ユーザーが具体的な情報を得ることができます。
- 属性情報
「女性経営者」や「車椅子対応」など、ビジネスの特定の特徴を示す属性情報を選択します。これにより、特定のニーズを持つ顧客に対する訴求力が高まります。
- 予約リンク
予約が必要なビジネスの場合、予約フォームへのリンクを追加することができます。
- 投稿
最新のニュース、イベント、キャンペーン、特別なオファーなどを投稿する機能を利用します。
- レビュー管理
顧客のレビューを管理し、返信を行います。レビューの数と質は、ビジネスの信頼性を高める重要な要素となります。
上記の項目を正確かつ詳細に登録することで、Googleビジネスプロフィールの効果を最大限に引き出し、より多くの顧客を惹き付けることができます。
Googleビジネスプロフィール登録のステップ
Googleマップで効果的に集客するためには、Googleビジネスプロフィールへの登録が必要です
以下のステップに従って進めましょう。
1.Googleアカウントの準備
Googleビジネスプロフィールを利用するには、まずGoogleアカウントが必要です。
新しくビジネス専用のアカウントを作成する場合は、個人アカウントではなく、ビジネスに関係するスタッフがアクセスできるように、共有で使えるアカウントを作成するとよいでしょう。
2.Googleビジネスプロフィールの開始
Googleビジネスプロフィールのトップページにアクセスして、「今すぐ管理」をクリックします。
▼Googleビジネスプロフィール公式サイト(ページが移動します)
3.ビジネス名とビジネスカテゴリを入力
ログイン後、ビジネス名とビジネスカテゴリを入力します。
- ビジネス名:事業の正式な名前(店舗名、会社名など)を入力します。
- ビジネスカテゴリ:ビジネスの内容に最も合ったカテゴリを選びます。
4.店舗やオフィスなど実際に訪れる場所であるかの確認
顧客が実際に訪れることができるビジネスかどうかを選択します。
配達のみのサービスや出張型ビジネスの場合は、「いいえ」を選択し、対象地域を設定します。
5.ビジネスの所在地を入力する
ビジネスの住所を正確に入力します。ビル名や部屋番号も含め、正確に記入しましょう。
6.商品配達や出張が太サービスの提供可否を設定
商品配達や出張型サービスを提供している場合は「はい」を選択し、提供する対象地域を設定します。
7.連絡先住所を入力
顧客が連絡できる電話番号と、ウェブサイトのURLを入力します。
ウェブサイトがない場合、Googleビジネスプロフィールの機能を使って無料でシンプルなウェブサイトを作成することもできます。
Googleビジネスプロフィールの管理画面から「ウェブサイト」タブをクリックし、必要な情報を入力します。
Googleが自動的にデザインとレイアウトを生成し、すぐに公開できます。
8.ビジネスに関する最新情報を受け取る設定
「ビジネスに関する最新情報を受け取る」という画面で、Googleからの通知(アラート、最新情報、ヒントなど)を受け取るかどうかを選択します。
「はい」を選択すると、ビジネスに関連する情報や役立つヒントがGoogleから送られます。
9.確認コードの取得申請
「オーナー確認を行う方法を選択」の画面で、確認方法を選択します。
「電話でコードを受け取る」オプションを選ぶと、登録した電話番号にGoogleから確認コードが音声メッセージやSMSで送られます。このコードを管理画面で入力し、オーナー確認を行います。
「ビジネスの動画」のオプションも提示されています。必要な詳細情報を撮影した動画をアップロードして、ビジネスのオーナー確認を行うことができます。
この場合、ビジネスの外観や内部、関連する証拠を含む動画をGoogleに送信することで確認を行います。
10.ビジネスプロフィールの最終設定
オーナー確認が完了したら、Googleビジネスプロフィールの設定を仕上げます。
以下の情報を追加・最適化することが推奨されます。
- ビジネスの説明
ビジネスの概要、サービス内容、ユニークな特徴などを簡潔に記述します。
- 写真と動画の追加
ビジネスの外観、内装、商品、サービスなどの高品質な写真や動画をアップロードし、視覚的な魅力を高めます。
- 営業時間の設定
正確な営業時間を入力し、休日や特別な営業時間も設定します。
- 投稿の利用
最新のニュース、イベント、キャンペーンなどを定期的に投稿し、ビジネスの活動をアクティブに保ちます。
11. プロフィールの公開と管理
すべての情報を入力・確認したら、ビジネスプロフィールを公開します。
公開後も、情報を定期的に更新し、顧客のレビューに対応するなど、管理を続けることで、Googleマップや検索結果での表示効果を最大化しましょう。
Googleビジネスプロフィールを充実させるMEO
Googleビジネスプロフィールを充実させ、マップ検索で上位表示をめざす手法が、MEO(マップエンジン最適化)です。
Googleビジネスプロフィールを初期設定した後は、プロフィール情報を充実させてMEOを実践しましょう。
ここでは、Googleビジネスプロフィールを効果的に充実させ、MEOで店舗の集客力を高める具体的な方法を紹介します。
1. 情報の充実化
Googleビジネスプロフィールの管理画面には、ビジネスのカテゴリを設定する項目があります。
カテゴリとは、あなたのビジネスの業種や提供するサービスを説明するための項目です。
情報が適切に設定されていると、Googleがあなたのビジネスを正しく理解し、関連する検索結果に表示されやすくなります。
カテゴリの選択と設定
Googleビジネスプロフィールの管理画面でメインカテゴリとサブカテゴリを選ぶことは、ビジネス内容を正確にGoogleに伝えるための重要なステップです。
- メインカテゴリの選定
ビジネスの核となるサービスや商品に最も関連するカテゴリを1つ選択します。例えば、飲食店なら「レストラン」をメインカテゴリに設定します。 - サブカテゴリの追加
同じく管理画面から、必要に応じて「イタリア料理店」や「ピザレストラン」など、より具体的なサブカテゴリを追加して、特定のニーズを持つユーザーにもアプローチできるようにしましょう。
詳細情報の提供
Googleビジネスプロフィールの管理画面には、営業時間や住所、電話番号、WEBサイトのリンクなど、基本的な情報を入力する項目があります。
基本的な情報を正確に記載することで、ユーザーが店舗を訪れる前に必要な情報を得やすくなり、信頼性も高まります。
- 基本情報
営業時間、住所、電話番号、WEBサイトへのリンク、サービス内容の詳細を正確に記載します。基本情報を正確に記載することで、ユーザーが必要な情報を迅速に得られるようになり、信頼感が向上します。
- 説明文の最適化
説明文には、地名や「カフェ 渋谷」などの関連キーワードを盛り込み、地域に密着したサービスであることを強調します。
関連キーワードを入れることで、検索エンジンがあなたのビジネスを特定のエリアで関連性の高いものとして認識しやすくなります。
2. 写真の最適化と管理
Googleビジネスプロフィールには、店舗やサービスの写真を追加する機能があります。
写真は、ユーザーがビジネスの魅力を視覚的に感じ取るための重要な要素です。
魅力的で高品質な写真を掲載することで、ユーザーの関心を引き、来店や利用を促すことができます。
写真の多様性と品質
写真の品質や種類によって、ユーザーが持つビジネスの印象が大きく変わります。
以下のポイントに注意して、効果的な写真を用意しましょう。
-
解像度と品質
高解像度の写真を使い、ぼやけた画像やピクセル化を避けます。スマートフォンのカメラでも自然光を使えば、鮮明で美しい写真が撮影できます。とくに、事業のメイン写真を撮るときは、プロのカメラマンに依頼するとよいでしょう。
-
視点の多様性
ビジネスの外観、内装、スタッフ、商品、サービスの提供シーン、顧客が楽しんでいる様子など、さまざまな角度からの写真を揃えましょう。さまざまな写真があることで、ユーザーがビジネスの全体像を理解しやすくなり、来店の意欲を高めます。
-
キーワードの使用(※)
写真の説明文(キャプション)やファイル名に、ビジネスに関連するキーワードを含めましょう。これにより、検索エンジンの最適化(SEO)効果が高まり、検索結果での表示回数が増える可能性があります。
(※)【例1】カフェ
写真の説明文(キャプション):「渋谷カフェの特製モーニングセット」
ファイル名:shibuya-cafe-morning-set.jpg
(※)【例2】美容院
写真の説明文(キャプション):「大阪・梅田の美容院でカット&カラー」
ファイル名:osaka-umeda-haircut-color.jpg
定期的な更新
写真は一度投稿して終わりではありません。
定期的に更新して、常に最新の情報を提供することが大切です。
- 季節ごとの変更
季節ごとの新商品やイベント情報に合わせて写真を更新します。例えば、クリスマスの装飾や春の新メニューなど、その時々の特別な内容を反映した写真を追加しましょう。
- 定期的な管理
古い情報や魅力的でない写真を適時削除し、最新の写真を追加することで、常に新鮮で活気のあるイメージを維持します。
3. 定期的な投稿とコンテンツ更新
Googleビジネスプロフィールには、「投稿」機能があります。
投稿機能を使って、ビジネスの最新情報を定期的に発信することで、ユーザーの興味を引き続け、集客につなげることができます。
「投稿」機能の活用
Googleビジネスプロフィールの「投稿」機能を定期的に活用することで、ユーザーの関心を持続させ、SEO効果も向上します。
- 内容の充実
新商品、サービス、イベント、キャンペーン情報を定期的に投稿することで、ビジネスがアクティブであることをアピールします。これにより、ユーザーは最新の情報に触れることができ、再訪の可能性が高まります。
- 視覚的な訴求
投稿には必ず高品質の画像や動画を添付し、視覚的なインパクトを与えます。
また、URLを追加して、ユーザーが簡単にウェブサイトや予約ページにアクセスできるようにします。
4. 口コミ管理とエンゲージメントの強化
Googleビジネスプロフィールでは、顧客からの口コミが非常に重要です。
口コミは、新規顧客にとって信頼の判断材料となるため、適切に管理し、返信することが大切です。
口コミの管理と返信
口コミは新規顧客にとって信頼の指標となります。
- 迅速で丁寧な対応
すべての口コミに迅速かつ丁寧に返信することが重要です。ポジティブな口コミには感謝の意を伝え、ネガティブな口コミには問題解決の意志を示すことで、顧客の信頼を得られます。
- 問題解決の姿勢
ネガティブな口コミに対しては、具体的な改善策を提示し、顧客の不満を解消する姿勢を見せることで、他のユーザーにも誠実なビジネスであることをアピールします。
口コミの促進
口コミを増やすことは、Googleの評価を上げるために重要です。
- レビュー依頼の仕組み作り
満足した顧客に対して、来店後やサービス利用後にレビューを依頼する仕組みを整えます。例えば、メールやレシートにQRコードをつけるなどの方法があります。
- ポリシーの遵守
Googleのガイドラインに従い、金銭的なインセンティブを提供するなどの不適切な方法でのレビュー依頼を避け、正当な手段で顧客の好意による口コミを促進します。
ただし、レビューや口コミを依頼する際は、Googleが定めている以下の「禁止および制限されているコンテンツ」のポリシーに違反しない範囲にとどめます。
- 実体験に基づいていないコンテンツの投稿に対して報酬を支払ったり、そのような投稿をするよう促す行為
- 否定的なクチコミの投稿を妨げたり禁止したりする行為。肯定的なクチコミを顧客から募ったりする行為
- 実体験に基づいておらず、対象の場所や商品を正確に表現していないコンテンツ
- 企業が割引、無料の商品やサービスと引き換えに投稿を促したコンテンツ
(料金の割引、商品やサービスの無償提供などのインセンティブと引き換えに、否定的なクチコミの修正または削除を依頼する行為も含まれます)
引用元:禁止および制限されているコンテンツ┃マップユーザーの投稿コンテンツにおけるポリシーヘルプ
上記のとおり、インセンティブを付与して口コミを収集することは禁止されています。
また、ユーザーに対して否定的な口コミ投稿を妨げる行為も禁止されています。
このような行為が発覚した場合、Googleによって口コミが削除される可能性があるため、ユーザーの好意による投稿をお願いすることにとどめましょう。
集客のためにGoogleマップを活用する際の注意点
Googleビジネスプロフィールは無料で利用でき、集客効果の向上を見込めますが、活用する際には注意点があります。
1.誰でも自由に口コミが書ける点に注意
Googleマップでは、誰でも自由に口コミを投稿できるため、ネガティブな口コミが書き込まれるリスクがあります。
中には、事実よりも事を荒立てた書き方をされるケースもあり、口コミが店舗に悪影響を及ぼす可能性もあります。
被害を最小限に抑えるためには、ネガティブな口コミに誠実に返信することが重要です。
一般的な返信の流れとしては、以下のポイントを押さえましょう。
- 来店・訪問への感謝を伝える
- 至らなかった点を謝罪する
- 今後の改善点を具体的に述べる
- 意見をくれたことに再度感謝する
また、口コミ投稿者の名前を返信に含めたり、定型文に見えないよう言い回しを工夫することも、好印象を与えるポイントです。
他のユーザーにも良い対応をアピールすることで、集客効果を保つことができます。
悪質な口コミをGoogleに報告する方法
身に覚えのない悪質な口コミや投稿がGoogleマップに掲載された場合、以下の手順でGoogleに報告できます。
-
Googleマップにアクセスする
自分のビジネスが登録されているGoogleマップのページを開きます。 -
該当する口コミを見つける
報告したい悪質な口コミを見つけます。 -
「不適切な口コミを報告」を選択する
口コミの右側にある「縦に点が3つ並んだアイコン(メニュー)」をクリックします。その中から「不適切な口コミを報告」を選びます。 -
報告理由を選択する
「不適切な口コミを報告」をクリックすると、報告理由の選択画面が表示されます。該当する理由(例:スパム、偽情報、憎悪表現など)を選択します。 -
Googleに報告を送信する
必要な情報を入力し、「送信」ボタンを押して報告を完了します。
さらに、以下の注意点も覚えておきましょう。
- レビューの報告内容を具体的にする
報告理由が明確で具体的な場合、Googleが対応する可能性が高くなります。不適切な投稿のどこが問題なのかを詳細に説明することが大切です。 - Googleのガイドラインを確認する
Googleが削除に応じるかどうかは、投稿がGoogleのガイドラインに違反しているかどうかに依存します。ガイドラインに従って適切な報告を行いましょう。
- 削除が即座に行われるとは限らない
Googleの審査プロセスには時間がかかる場合があります。報告後も投稿がすぐに削除されないことがありますので、数日間は待つ必要があります。
もし、Googleの対応が不十分である場合、法的手段を検討することも可能です。
また、悪質な投稿への適切な返信を行うことで、他のユーザーにビジネスの誠実な姿勢を示すことも重要です。
2.掲載できる情報が限られている
Googleマップは情報共有を目的としているため、Googleビジネスプロフィールに登録できる情報は、サービス内容や営業時間など必要最小限に限られています。
独自の情報を発信するには、自社メディア(ホームページやブログなど)と併用するのが効果的です。
Googleマップと制限のない自社メディアを併用することで、マップで店舗を知ったユーザーがホームページなどを訪れ、さらなる情報を得ることができます。
また、Googleマップよりも詳しい情報を自社メディアで提供し、ユーザーが目にすることで安心感や信頼性につながります。
さいごに
Googleマップを活用した集客(MEO: Map Engine Optimization)は、地域密着型ビジネスに効果的な手法です。
MEOの基本的なやり方は、まずGoogleビジネスプロフィールを作成し、ビジネス情報(名前、住所、電話番号、営業時間など)を正確に登録・最適化します。
さらに、定期的な写真や投稿の追加、顧客レビューの収集と管理も必要です。
競合調査を行い、効果的なキーワードを選定してホームページを最適化し、MEOの成功率を高めます。
以上の対策を組み合わせることで、Googleマップの検索結果で上位表示を目指し、集客力を向上させることができます。