株式会社ワーククリエーションでライター業務を担当するN.Mです。
私は、2023年にシステムエンジニアの仕事から、WEB記事・WEBサイト作成やライター育成講座を開いているワーククリエーション社に転職して、WEBライターになりました。
転職した理由は、大学時代から持ち続けていた「文章を書く仕事に就きたい」という思いが消えなかったためです。
そんな私のプロフィールを、簡単に紹介します。
名前:N.M(イニシャル) 愛知県出身・女性・1995年生まれ
株式会社ワーククリエーション在職のWEBライター
趣味はコーヒーを入れること・飲むこと
本記事では、未経験からWEBライターに転職した私の体験談や、WEBライターを志ざしている人に向けたアドバイスを紹介します。
WEBライターをめざすようになったきっかけ
冒頭で述べたように、大学時代の私は、文章を書く仕事に就きたいと思っていました。
しかし、就職活動の時点では、WEBライターという職業があることを知りませんでした。
WEBライターという職業を知らなかった私が、どのようなきっかけでめざすことになったかは、以下で紹介します。
文章を書く仕事に就きたいと思い描いた大学時代
高校時代の私は、将来の夢やなりたい職業を持っておらず「国語の成績がよかったから」という不明瞭な理由で、文系大学に進学しました。
大学で最も印象に残った授業は、大学3年生の時に受けた『エッセイ創作』の授業です。
自分が経験したことや思い出をベースに、エッセイを書くという授業で、元々文章を書くことが好きだった私は意欲的に取組んでいました。
すると、私が書いたエッセイを、当時授業を担当していた教授が非常に気に入ってくれたのです。
教授は、数々の賞を受賞している有名な小説家です。
そんなすごい人に自分の文章力を買われたことに、当時の私はうれしさでいっぱいでした。
授業の単位を取り終わった後にも、大学が発行するエッセイ集への寄稿を、教授から依頼されるようになりました。
就職活動も目前に迫るなか、なりたい未来像をまだ持っていなかったこの時、私は初めて「文章を書く仕事に就きたい」と思い描くようになったのです。
学んできた分野とは全く異なる業界に就職
まだWEBライターという職業を知らなかった私は、取材記者ライターや編集者などの、紙媒体のライター募集を中心に探し、就職活動をしていました。
しかし、結果は1社でさえ内定をもらうことができなかったのです。
就職活動をする中、やりたいと思った仕事に就くことができず、悩むうちに大学4年生の12月。
「もう、就職活動を続ける元気がない」と落ち込んでいたときに、ハローワークで紹介されたIT企業に就職しました。
そこで、自分が学んできた文系分野とは縁遠いシステムエンジニアの仕事と、とある行政機関の統計データの集計業務をする担当者を兼任することとなったのです。
社内報のコラム記事を執筆することに
IT企業に入社してから2年経った頃、社内報に掲載するコラム記事の執筆を依頼されました。
社内報は数カ月に1回発行され、業務実績や新入社員の自己紹介などが掲載されているものです。
基本的に広報部が中心となって作成されますが、広報部以外の部署の社員が執筆したコラムコーナーも設けられていました。
コラム記事では業務内容に限らず、趣味やおすすめしたい物事を500字程度で執筆します。
しかし、誰も書きたがる人がいないということで私が依頼されました。
文章を書くことが好きでしたし「誰も引き受ける人がいないなら・・・」ということで、コラム記事の執筆を引き受けました。
執筆した内容は、当時趣味でつくっていた粘土細工に関するものをチョイスしました。
自分が書いた文章が人の興味を引いた!
私が書いたコラム記事が社内報に掲載されて、数カ月経った頃、社員全員が参加する忘年会が開催されました。
その時、たまたま隣に座った初対面の社員と話すこととなり、自己紹介をしました。
すると、その人が「粘土細工のことを社内報に書いていた人?粘土細工ってどうやってつくるの?」と、聞いてくれたのです。
また、忘年会とは別の場でも、私が執筆したコラムに関する質問や感想を伝えてくれる人がいました。
自分の書いた文章が知らない人たちに読まれて、その人たちの興味を引けたことがうれしくて、社内報のコラム記事の執筆依頼を積極的に受けるようになりました。
そして、この体験が「やっぱり文章を書くことを仕事にして生きていきたい!」と、私をもう一度チャレンジする気持ちにさせたのです。
WEBライターという職業を知る
就職活動の際には、取材記者ライターや編集者などの紙媒体のライターになることに固執していましたが、文章を書く仕事にはどのような職種があるかをあらためて調べました。
職種を調べているなかで、ようやく、WEBライターという職業を知ることになります。
また、同時に、私が読んでいるWEB記事はすべて誰かが書いたものであるという、当たり前すぎて忘れていた仕組みに気がつきました。
WEB記事は、インターネットがあれば誰でも読むことができる。
販売場所や地域が限定されることもある紙媒体のメディアに比べて、WEB記事であれば自分が書いた文章を多くの人に読んでもらえる機会に恵まれていることを発見したのです。
WEB記事が持つポテンシャルに気づいたとき、文章を書く仕事という抽象的な夢から、WEBライターになりたいという具体的な夢に変わりました。
WEBライターとしての働き方を定める
WEBライターになる夢が定まったあと、WEBライターになるにはどうしたらよいかを調べました。
すると、WEBライターには以下の3つの働き方があることを知りました。
一般的な名称と形態 | 主な働き方・特徴 |
企業内で働く社内ライター ※企業で雇用される |
勤務先の会社が自社で保有しているコンテンツの執筆を行う(WEBサイトをはじめ、広告やメルマガなどのテキストコンテンツも対象となる)。 勤務先の会社が、WEBサイト制作・コンテンツマーケティング会社、あるいは広告会社などの場合は、自社サイト以外にも、クライアント企業のWEBサイトのコンテンツとなる記事作成全般を行う。 |
フリーライター ※基本的には企業に属さないが、中には一定期間、業務委託やアルバイトという形態で 短期または中長期的な契約をして仕事を請負うケースもある。 |
フリーランスまたは個人事業主として仕事を請負う。 発注元は企業や個人。ライター求人やクラウドソーシングサイトなどを見て仕事を探す。 または、ポートフォリオサイトやSNSを活用してクライアントを見つける。 必ずしも案件獲得につながるわけではない。案件が獲得できれば、単発ではなく長期契約ができる場合もある。 |
副業ライター ※企業に属さない 単発的に請負うことが多い |
本職の傍ら、隙間時間に案件を請負って執筆する。フリーライター同様ライター求人やクラウドソーシングサイトなどを見て仕事を探す。 スキルや実績があれば、ポートフォリオサイトやSNSを活用してクライアントを見つける。 案件に携われる時間に制約があるため、安定的・定期的に案件を確保することができない。 また、案件を獲得できても、時間制約があることで執筆以外の業務を任されることが難しい。 |
※代表的なクラウド―ソングサイトには、クラウドワークス があります。
それぞれのWEBライターの働き方を知り、自分はどの働き方のWEBライターになりたいかを考えました。
結果、未経験からいきなり独立する勇気はなく、また残業が多いシステムエンジニアの仕事との両立は不可能だと考え、企業内で働く社内ライターをめざすことに決めたのです。
のちに、企業内で働く社内ライターになると決断したことは間違いでなかったことを確信します。
当時の「確信した気持ち」について詳しくは後述します。
企業に雇用されてライターとして働くことを決めた私は、さまざまな会社のWEBライター採用情報を探すようになりました。
【未経験から転職】ワーククリエーションとの出会い
WEBライターという職業を知った私は、2023年に企業で働くライターへの転職をめざします。
しかし、思うように転職活動はうまくいかず、WEBライターになりたいと思う人に取り巻く厳しい現実と直面しました。
以下で紹介するさまざまな挫折を繰り返し、現在在職しているワーククリエーションにようやく出会えたのです。
ここからは、私がWEBライターをめざすなかで直面した現実と、ワーククリエーションとの出会いについてお話します。
WEBライターをめざすなかで直面した現実
求人を探し始めたなかで、厳しい現実と直面することになります。
正社員WEBライターの求人は、実務経験2年以上といった条件があることや、ライターとして手がけた実績の提出を求められる企業が大多数だったのです。
経験も実績もないため、正社員WEBライターの求人に応募すらできないことがわかると、つぎは経験を積むためにWEBライターのアルバイトを探すことにしました。
WEBライターのアルバイトや契約社員を募集している企業に面接をしてもらいましたが、採用してくれた企業はゼロ。
そればかりか、面接してくれたとある企業の採用担当者から「WEBライターの募集は希望者が多いため、別の仕事なら紹介できる」と言われたこともありました。
実務経験がないため正社員にもなれず、経験を積もうとしてアルバイトに応募しても採用されない苦しい日々が続きました。
いよいよ、WEBライターになることは諦めなければならないのか、と思ったときに、現在私が社内ライターとして勤めているワーククリエーションに出会いました。
そして、2023年4月にWEBライターの研修生として採用していただいたのです。
ワーククリエーション・大西社長との出会い
ワーククリエーションに入社し、実務を通してWEBライターとしてのスキルをご指導いただくこととなりました。
指導のなかでまず驚いたことは、大西社長からいただく添削とフィードバックの量です。
自分が書いた文章の間違えている表記や、表現がわかりにくく冗長的な言い回しなど、修正が必要な添削箇所の一つひとつに、修正例やコメントとともにフィードバックが付いていました。
働きはじめてから3カ月間は、執筆した原稿を提出し後に添削とフィードバックを大量にいただき、指摘事項やコメントが入った文章を修正する日々が続きました。
第三者(専門家)に評価されてアドバイスがもらえる「添削とフィードバック」は、ライターをめざす人には必要な工程です。
添削を受けることのメリットや重要性は、下記の記事で詳しくお伝えしています。
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参考SEOライティングで成果を出す!文章の添削を受ける6つのメリット
続きを見る
当時は、とにかく必死になりながら、添削とフィードバックをもとに自分の文章力を磨き続けました。
すると、入社3カ月を過ぎる頃には、気が付くとどのように書けばよいか、求められていることがわかるようになっていたのです。
文章を評価してもらえる環境に身を置くことで、自分の文章の弱みや、正すべき書き癖を可視化でき、みるみるうちに文章スキルが上がったことを自分自身で実感しました。
大西社長が言う「無敵のWEBライター」とは?
ワーククリエーションで働きはじめる前、初めて面談時に大西社長とお会いした時に言われたことは今でも忘れません。
それは、「執筆しかできないWEBライターでなく、執筆する前と後の作業もできるようになれば、無敵のWEBライターになれる」という言葉です。
一般的に執筆に入る前は、内容の道筋を立てるために『構成書(文章構成書)』を作成します。
記事を書くために必要な情報をしっかりと調査し、構成書に書き込むことで、執筆をスムーズに行えるのです。
また、構成書は文章作成や記事として公開するためには不可欠なものです。構成書のつくり方を学習することは、「ライターとしてスキルアップするための土台でもある」といえます。
さらに、WEB記事は執筆したら終わりではなく、記事を公開した後には集客効果を測る『効果測定』をする必要があります。
効果測定によって、不足している情報の付け足しや、最新情報に更新する『リライト』という作業をして、記事自体の集客効果を向上させていくことが重要です。
集客効果が高い記事を制作することで、自分の実績として積み上がっていきます。
執筆以外にも、構成書や効果測定ができるWEBライターを、大西社長は「無敵のWEBライター」と表現していたのです。
無敵のWEBライターならキャリアアップがかなう
フリーライターや副業ライターは、企業から案件を受ける際、既に出来上がっている構成書を基に執筆していくことが大半です。
加えて、執筆した原稿を提出したあとは、集客につながった記事となったか否かを、企業から教えてもらえることは少なく、確認でできません。
提出した原稿に対してフィードバックをする企業も少ないため、自分の文章のどこを改善すべきかを判断できず、次の案件をもらえないというリスクもあります。
文章構成書をつくれず、効果測定できないフリーライターや副業ライターは、実績をつくりづらい仕組みになっているのです。
執筆しかできないWEBライターはキャリアアップがかないにくく、経済的に自立することも難しいでしょう。
ワーククリエーションでは、ライター自身が1人で構成書の作成・執筆・効果測定ができる「無敵のWEBライター」に育成してくれます。
WEBライターに関わる一連の業務ができるようになれば、ステップアップして、WEBサイト制作進行を一任されるWEBディレクターやWEBプロデューサーへのキャリアアップをめざせるのです。
未経験だった私が無敵のWEBライターに!
執筆以外の業務もこなせるようになり、キャリアアップがかなうという点が、冒頭で「企業内で働く社内ライターになると決断したことは間違いでなかった」と述べた理由です。
例えば、私がWEBデザイナーとしての道を選んでいたら、ライティングを任される機会に恵まれず、きっと文章は書けないままです。
しかし、WEBコンテンツはテキスト(文章)なしでは成り立ちません。
WEBに携わる職業に広く関わりたいと思うのなら、マーケティングやコンテンツ制作の軸となるライティングスキルを身に付けることが必要です。
すると、必然とライター以外のほかのクリエイターへの選択肢も広がります。
現在、私は文章構成書の作成から効果測定に加えて、WEBデザインにも携わらせていただいています。
文章を書く仕事がしたいと思い、WEBライターを志ざしましたが「WEBライターからステップアップして、WEBディレクターになる」という新たな目標も生まれたのです。
未経験から本当にWEBライターになれるのかと不安でいっぱいでしたが、今は無敵のWEBライターへの道を着実に進んでいます。
企業が求めるスキルは企業で教わる
これからWEBライターを志ざしたいと考えている人へ、私の経験やWEBライターの現状を踏まえてアドバイスをするなら、独学でフリーライターを始めるのではなく、まず企業内で働くことをおすすめします。
なぜなら、企業内で指示を仰ぎながらライター業を行うことで、企業が求めるライティングスキルが身に付くからです。
前述したように、独学で副業を始めたりフリーランスをめざしたりする場合は、自分のスキルの改善点をフィードバックしてもらえません。
すると、企業が求めるライティングスキルが身に付かず、「安定的な案件獲得が難しい」といった事態が起こります。
安定した案件につながりにくいと収入が不安定になり、ライターを志したくても、断念せざるを得なくなるでしょう。
対して、企業に雇用されて文章力をブラッシュアップしていくことで、記事作成の土台となる構成書作成や、経営に直結するアクセス解析など、執筆前後の工程業務にもかかわれるようになります。
執筆前後の工程を理解し実践することで、ディレクターや編集者への道も開けていきます。
ワーククリエーションでは、副業ライターやフリーライターの方が継続的に案件を獲得できるように、企業が求めているスキルを伝授しています。
主に下記の方を対象に、文章構成のつくり方が体験できて、正しい文章の書き方が学べる『1DAY講座』や、そのほか添削サポートが付いた各種講座を開講しています。
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