SEO施策

初心者にもできるSEO!記事作成のキーワード選定・手順と集客対策

2021-05-25

オオニシ
オオニシ
検索エンジンから、売上につながるアクセスを増やすには『キーワード選定』(選び方)が非常に重要になります。

この記事でわかること

  • SEOのキーワード選定(選び方)の準備や手順
  • SEOブログや記事のキーワード選定が重要な理由
  • ブログや記事を上位表示させるコツと主なツール

 

ブログや記事をより多くのユーザーや見込み客に知ってもらうためには、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果で上位表示(1ページ目1~3位)させることが必要です。

 

検索エンジンに、自分のブログやWEBサイトを見つけてもらい高評価を得るための施策を『SEO』(Search Engine Optimization:サーチ・エンジン・オブティマゼーションの略)といい、日本語に訳すと「検索エンジン最適化」を意味します。

 

ブログにSEOを実装させるには、ユーザーが検索窓に入力する「検索キーワード」を予測しながら『キーワード選定』から始めます。

 

検索結果の画面で、ユーザーが使うキーワードでブログを上位表示できれば、検索エンジンからの自然流入の増加が期待できます。

 

本記事では、SEOで行うキーワード選定について、ブログ初心者にもわかりやすく解説します。

 

そのほか、ブログを上位表示させるコツや、キーワード選定に役立つ無料ツールも紹介するため、ブログ記事作成の参考にしてください。

 

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Contents
  1. 初心者にもできる!SEOのキーワード選定(選び方)
  2. SEOでキーワード選定が重要な理由
  3. SEOキーワード選定を行う準備(コンセプト決め)
  4. キーワードの種類と選定方法
  5. SEOキーワード選定の手順
  6. キーワード選定によってブログを上位表示させるコツ
  7. 無料で使える!キーワード選定ツール
  8. 解析ツールはキーワード選定時の参考にも使用できる
  9. SEOのキーワード選定はブログ運用の基礎となる作業
  10. SEOキーワード選定についてよくある質問と回答

初心者にもできる!SEOのキーワード選定(選び方)

ユーザーは、知りたいことをリサーチするためにGoogleなどの検索エンジンで検索を行い、検索結果から有益な情報が得られそうなブログや動画などのコンテンツを閲覧します。

 

SEOの「キーワード選定」とは、自身のWEBサイトやブログ記事にユーザーにたどり着いてもらうために、ユーザーが使いそうな検索キーワードを選ぶことです。

 

その際、ユーザーの検索意図に合致したキーワードを選定します。

 

検索意図の解説イメージ図

 

注意ポイント

購入意欲の高い見込み客にブログにたどり着いてもらうためには、ユーザーの検索意図を考えたキーワード選定を行うことが前提です。

検索意図とは、「検索ユーザーがどのような情報を知りたくて検索しているのか」「知りたい情報に対してどのようなキーワードを使うのか」を指します。

検索ユーザーのニーズに応えられていないブログは、検索エンジンからも高評価が得られない可能性があります。

結果、「検索結果で記事が上位に表示されない。検索結果からの流入がない」といった事態が起こります。

 

検索ユーザーの検索意図に沿ったキーワードを適切に選び、ユーザーが知りたいことを丁寧に書き、有益な情報を発信することが「キーワード選定の役割」です。

 

 

 

 

SEOでキーワード選定が重要な理由

検索エンジンから集客するブログなどの記事やWEBサイトにおいて、キーワード選定が重要です。

 

理由をひと言でいうと、検索者のニーズを満たし、検索結果での可視性を高めるために必要だからです。

 

SEOでは、ユーザーが検索するキーワードを想定し、関連するコンテンツを増やしていきます。

 

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キーワードに沿ったコンテンツを増やすことで、Googleから評価されて上位表示につながります。

 

ブログのキーワード選定の段階で、適切でないキーワードを選びコンテンツをづくりを進めてしまうと、効果が見込めないままWEBサイトをつくることになります。

 

キーワード選定でブログの方向性が決まってしまうため、重要な工程になります。

 

SEO(検索エンジン最適化)においてキーワード選定が重要な理由は、以下の点に集約されます。

 

検索者意図を理解できる

キーワード選定は、検索者が求めている情報や解決したい問題を理解するために用います。

 

たとえば、検索者が「ダイエット レシピ」と入力した場合、健康的に痩せられる食事のアイデアを求めている可能性が高いと判断します。

 

検索ユーザーの意図を理解した上で、ブログや記事のコンテンツを作成することで、検索者のニーズに直接応えることができ、問題を解決へ導くための手段になります。

 

すると、WEBサイトの信頼性が高まり、検索者の満足度が向上します。

 

結果的に、集客やコンバージョンの向上につながるのです。

 

コンバージョンとは、集客や売上のための目標が達成された数や最終的な成果を指します。Conversionと英表記されるためCVとも呼ばれています

 

※コンバージョンについては、後の章で後述します。

 

ターゲットグループの特定ができる

適切なキーワード選定により、特定のターゲットグループに焦点を当てることができます。

 

ターゲットグループのことを「ターゲットオーディエンス」といいます。

 

ターゲットオーディエンスとは、特定の製品、サービス、コンテンツ、またはメッセージを向ける対象となる特定のグループのことを指します。

オーディエンスは、年齢、性別、地理的な場所、興味、行動、収入、職業、教育レベル、ライフスタイルなど、さまざまな属性に基づいて定義されることがあります。ターゲットオーディエンスを特定することは、マーケティングや広告戦略において非常に重要です。

 

たとえば、40代の女性をターゲットにしたダイエット記事を書く場合、キーワードに「40代 女性 ダイエット」や関連した単語や文言を含めることで、特定のユーザーにアプローチできます。

 

すると、関連性の高い訪問者を引き寄せ、コンバージョン率の向上につながります。

 

検索結果で順位を向上させる

ブログや記事に適切なキーワードを組み込むことで、検索エンジンは何に対して書いているのかを理解できます。

 

検索エンジンによる理解は、検索結果でより上位に表示させるために重要な要因です。

 

順位が高いほどクリック率が高くなり、より多くの人がブログなどのWEBサイトを訪れる可能性があり、結果としての露出度が増します。

 

クリック率(CTR:Click-Through Rate)は、広告やWEBサイトのページが表示された回数に対して、実際にクリックされた回数の割合を示す指標です。

 

クリック率については、下記の記事で詳しくお伝えしています。

参考クリック率とは?SEOやリスティング広告の平均や向上させるポイント

続きを見る

 

競争の分析ができる

キーワード選定の工程を通じて、競合他社がどのキーワードに焦点を当てているかを把握できます。

 

たとえば、AIキーワードツールの「ラッコキーワード」を利用して、「見出し抽出(上位20サイト)」を行うと、競合となる現在の上位20サイトの内容(見出し)が確認できます。

 

ラッコキーワードツール・見出し抽出画面

ラッコキーワードツール・見出し表示画面

すると、市場における自社の位置を評価し、競争優位性を得るための戦略が立てられるようになります。

 

また、競合他社が見落としているニッチなキーワードを見つけ出して焦点を当てることで、特定の分野で突出できる可能性も広がります。

 

ユーザーが必要としているコンテンツがつくれる

選んだキーワードを使って、ターゲットが興味を引く魅力的な記事が作成できます。

 

すると、ブログやWEBサイトの価値が高まり、検索ユーザーが何度も訪れたくなる環境がつくれます。

 

記事は、検索ユーザーや読者が抱える問題を解決したり、疑問に答えたりする内容であると信頼が得やすくなるのが特徴です。

 

役立つ記事は、SNSやほかのWEBサイトでも共有されやすくなり、さらに多くの人が記事に訪れる可能性が高くなります。

 

 

SEOキーワード選定を行う準備(コンセプト決め)

SEOブログをつくるときは、下図のように記事作成のフローをもとに進めていきます。

 

SEO記事作成4つのステップ9つのフローイメージ図

 

適切なキーワードは、コンテンツ企画とペルソナ設定を行ったうえで、キーワードを抽出選定し、さらに検索者の行動を予測したうえで選定を行います。

 

SEOブログの目的を決める

ブログの目的には、集客や商品の販売、求人などがあります。

 

目的はブログによって異なるため、目的に沿ったキーワードを選ばなければ効果を発揮できません。

 

また、キーワードとブログの目的が異なると、ユーザーの検索意図と異なることになり、ブログを訪れた際に違和感を与えてしまいます。

 

SEOブログに集まるペルソナを決める

ペルソナとは、WEBサイトの顧客となる架空の人物像を指します。

 

例えば、商品販売が目的のブログであれば商品購入者となる人物です。

 

ブログの目的に合わせて、性別や年齢、職業、悩み、関心事、毎日の生活スタイルなどを具体的に設定します。

 

似ている言葉に、ターゲットがあります。

ターゲットは、幅広い括り(性別・年代など)であり、上述のように具体的に絞り込むことで『ペルソナ』と呼びます。

 

ターゲットは、実在している『集団』。ペルソナは『個人』という捉え方になります。

 

ペルソナ設定説明図

 

ポイント

ペルソナを設定することで顧客の問題や悩みなどがイメージしやすく、コンテンツをつくっていく中で『判断に迷ったときの指針』になります。

 

理想の顧客像を設定することで、ニーズに合ったキーワードが絞り込めます。

 

ペルソナのつくり方については、下記の記事で詳しく述べています。ぜひ、参考にしてください。

参考【ペルソナの作り方】意味や具体的な決め方についてわかりやすく解説

続きを見る

 

 

キーワードの種類と選定方法

SEOにおけるキーワード選定は、検索エンジンで上位表示を狙う上で非常に重要です。

 

本記事の説明で用いるキーワードは、大きく分けて次の3つがあります。

 

ビッグキーワード(総合キーワード)

一般的で、広範な概念を指すキーワードです。

 

たとえば、「健康」や「ダイエット」といった一語のキーワードが該当します。

 

検索ボリュームは大きい分、競争も激しく、具体性がなく検索意図が図りにくいっため、1記事で上位表示を狙うのは難しいキーワードです。

 

ビックキーワードで上位を獲得する手法は、下層になるミドルキーワードやロングテールキーワードで作成した記事を配下に置くことが必要です。

 

ミドルキーワード(中間キーワード)

ビッグキーワードよりも、具体的な概念を指すキーワードです。

 

たとえば、「健康食品」や「糖質制限 ダイエット」など、明確な一語や二語などのキーワードが該当します。

 

検索ボリュームはビッグキーワードに比べると小さく、ターゲットを絞りやすいため、上位表示を狙いやすい傾向にあります。

 

ロングテールキーワード(長尾キーワ―ド)

ビッグキーワードやミドルキーワードよりも、具体的な内容やニッチなトピック(話題)を指すキーワードです。

 

たとえば、「健康食品 おすすめ ランキング」や「糖質制限 ダイエット 簡単レシピ」といった二語や三語のキーワードが該当します。

 

検索ボリュームは小さく、検索意図に合致したコンテンツを提供しやすいため、コンバージョン率が高くなる傾向にあります。

 

 

SEOキーワード選定の手順

SEOキーワードの選定は、以下の順に進めていきます。

 

  1. メインキーワードを決める
  2. リストアップ
  3. 検索ボリュームの調査
  4. 取捨選択

 

1.メインキーワードを決める

ブログの目的とターゲットを決めたら絵、メインキーワードをひとつ決めます。

 

メインキーワードとは、ブログ全体をイメージした軸となるキーワードです。

 

メインキーワードは、ブログにとって最も関連性が高く重要なキーワードを選びます。

 

例えば、商品名やサービス名といった自社のビジネスの軸となるようなものです。

 

自社の商品やサービスを取り扱うブログである場合には、メインキーワードが必然的に決まる場合もあります。

 

また、メインキーワードは検索するユーザーと関連する需要のあるワード(単語)を選びます

 

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NG例として、一般的には使われない専門用語など、検索されないような需要の少ないものにしてしまうと、検索意図が限定され集客につながらない可能性があります。また、自分が考えた造語などは論外であるため、しっかりとリサーチのうえ考えましょう。

メインキーワードは、ターゲット層をしっかりとイメージして決めていきましょう。

 

2.関連するキーワードをリストアップする

メインキーワードを決めたら、次いでメインキーワードに関連するキーワードを決めます。

 

関連するキーワードは、できるだけ多くの数をリストアップしましょう。

 

理由は、抽出したキーワードから上位表示できそうなキーワードであるか否か、最終的に取捨選択を行うからです。

 

以下では、メインキーワードに関連するキーワードを抽出するために役立つ『関連キーワード』『サジェストキーワード』『SNSや悩み相談サイトの書き込み』について、解説します。

 

関連キーワード

関連キーワードとは、検索結果の下部に表示される、検索窓に入力したメインキーワードと関連性の高いキーワードをいいます。

 

関連キーワード

 

関連キーワードは検索エンジンの検索結果画面の最下部には、『関連性の高い検索』として表示されます。

 

関連キーワードを調べるツールは、『キーワードプランナー』や『ラッコキーワード』がよく利用されています。

  • キーワードプランナーとは:SEOやリスティング広告のキーワード調査やキーワード選定を支援するGoogle広告の運用ツール(広告を出稿しなくてもキーワード調査ツールとして利用可能)
  • ラッコキーワードとは:サジェストキーワードや検索ボリューム調査、検索上位ページの見出し抽出など、SEOに役立つさまざまな情報が取得できるツール

 

関連キーワードに表示されるキーワードは、検索ユーザーが過去に検索した際に用いたキーワードや訪問したブログ記事などから検索エンジンが情報を収集したものです。

 

ブログを多くの人に見てもらえるように、関連キーワードからユーザーニーズを考察し、コンテンツ制作時に役立てましょう。

 

サジェストキーワード

サジェストキーワードとは、検索窓にキーワードを入力した際に自動的に表示される、検索候補キーワードを指します。

 

Google検索画面・サジェストワード

Googleの検索窓に「キーワード」と入力して表示されたサジェストワード

 

ユーザーの検索頻度や、キーワードとの関連度合いによって表示されます。

 

自分以外のユーザーが検索しているキーワードに加えて、自分が検索したキーワードをもとに「検索候補が提案される仕組み」のため、ユーザーごとにサジェストキーワードは異なります。

 

調べたいキーワードと一緒に検索される機会の多い語句を調べられます。

 

SNSや悩み相談サイトなどの書き込み

SNSや悩み相談サイトに投稿されている内容は、ユーザーのリアルな声が反映されています。

 

そのため、データからは把握できない、よりユーザーのニーズに合致した声を拾える可能性があるのです。

 

例えば、SNSのXには、膨大な数のユーザーの声が、つぶやきとして『リアルタイムに投稿される』という特徴があります。

 

Xの特徴を利用することで、ユーザーのニーズを発見できれば「キーワード選定」に活かせます。

 

ほかにも、画像投稿をメインとするInstagramや、実名登録制のFacebookなど、SNSによってユーザー層の特徴が異なります。

 

特徴が異なることで、取得できるユーザーの声も異なるため、自身のブログ作成に適した情報が得られそうなSNSや相談サイト閲覧して、キーワードを考えてみましょう。

 

3.検索ボリュームを調べる

キーワードのリストアップができたら、それぞれのキーワードが月間どのくらい検索されているのか検索予測回数となる「検索ボリューム」を、キーワードプランナーやラッコキーワードなどのツールを使って調べます。

 

一語である「ビックキーワード」は、検索ボリュームが大きくなり競合が多くなります。

 

キーワードプランナー検索ボリューム画面

キーワードプランナーの検索ボリュームを調査した画面(広告を使用せずに無料で使うとボリュームの概算が表示される)

 

対して、検索ボリュームが小さい「ロングテールキーワード」(二語や三語以上)の場合は流入数が見込みにくい場合もありますが、競合が少ないため上位表示されやすいというメリットがあります。

 

検索ボリュームの見方について、詳しくは後述します

 

オオニシ
ブログ運用初心者で、公開記事が少ない間はとくに、競合の少ない検索ボリュームの小さいキーワードを選定して、「早期に上位表示を狙う」といった手段もあります。

 

キーワード検索ボリューム選定イメージ図

 

記事が何本か上位表示されるようになれば、サイト全体がGoogleに評価されやすくなるため、すると、検索ボリュームが大きいキーワードでも上位表示が狙いやすくなるのです。

 

ポイント

一般的には、「月間平均で100〜1,000程度のボリュームを狙うとよい」といわれていますが、検索ユーザーに訴求ができてCV(成果)につながるキーワードであれば「検索ボリュームがゼロでなければよいという考え方になります。

 

4.取捨選択して決定する

キーワードの検索ボリュームを把握したら、最後にキーワードの取捨選択を行います。

 

取捨選択をする際は、ブログの目的につながるものと上位表示につながるものの2つを軸に考えます。

 

ブログの目的につながるもの

ブログの目的につながるキーワードとして必要なのは以下の2つです。

 

注意ポイント

検索ボリュームが多く集客につながるもの

ブログの目的に合わせた行動につながるもの

 

上記から、検索ボリュームが小さくて、ユーザーの行動やコンバージョンにつながらないキーワードは、除外する対象となります。

 

また、検索ボリュームがゼロのキーワードについても集客が見込めないので除外します。

 

コンバージョン達成へのイメージ図

 

参考コンバージョン(CV)とは集客や売上の目標達成数!成果を上げる方法

続きを見る

 

ブログの上位表示につながるもの

ブログ運用初心者で、ブログ内に記事が少ない段階では、検索ボリュームの少ないキーワードを選んで上位表示を狙います。

 

そうして実績をつくっていくことで、ブログ全体が信頼性のあるもとの判断されてGoogleで評価されやすくなります。

 

Googleで評価されると、検索ボリュームが多く競合が大きい記事でも上位表示されやすくなるのです。

 

 

キーワード選定によってブログを上位表示させるコツ

キーワード選定は、ブログやWEBサイトが上位表示されるために行います。上位表示されることで、ユーザーの流入が増え、成果につながります。

 

ここでは、キーワード選定による上位表示のコツを解説します。

 

検索ボリュームが小さいキーワードを選ぶ

ブログを上位表示させられるか否かは、選定したキーワードの検索ボリュームの規模によって左右します

 

ブログやコンテンツ制作を始めたばかりの初心者は、検索ボリュームが小さいキーワードである『ロングテールキーワード』を狙うことがよいといわれています。

 

ここでは、『ビッグキーワード』『ミドルキーワード』『ロングテールキーワード』の特徴を解説します。

 

ビッグキーワード

ビッグキーワードとは、検索ボリュームが数千~数万件ある、検索ボリュームが大きいキーワードです。

 

例えば、『SEO』や『ブログ』など、1単語のみで構成されていることが多くあります

 

ビッグキーワードでコンテンツやブログを上位表示できれば、多くのユーザーの流入が増えることが期待できます。

 

しかし、ビッグキーワードで上位表示を狙う競合サイトが多くいるため、新規参入したサイトが上位表示を獲得するには難易度が高い傾向にあります

 

ビッグキーワードは、後述する『ミドルキーワード』や『ロングテールキーワード』での上位表示を狙って集客力をつけ、最終的にめざす目標とするとよいでしょう。

 

ミドルキーワード

ミドルキーワードとは、ビッグキーワードと、後述するロングテールキーワードとの中間の検索ボリュームがあるキーワードです。

 

『SEO 仕組み』や『ブログ 集客』など、キーワードが2語組み合わさっていることが主流で、およそ数百~数千件ほどの検索ボリュームがあります

 

ビッグキーワードより競合数が少ないため、上位表示できればある程度の流入が見込めるでしょう。

 

ロングテールキーワード

ロングテールキーワードは、検索ボリュームが10~100件程度のキーワードです。

 

3語以上のキーワードの組み合わせで構成されており、別名『スモールキーワード』といわれることもあります。

 

ミドルキーワードよりも競合数が少ないため、ブログやコンテンツ制作を始めたばかりの初心者でも、上位表示をめざしやすい傾向があります

 

ロングテールキーワードで上位表示されたとしても、ビッグキーワードほどのアクセス数を見込むことは難しいでしょう。

 

しかし、ビッグキーワードに比べて、細分化されたユーザーニーズに応えられるため、問い合わせや商品購入などの成果につながりやすいといえます。

 

ブログやコンテンツ制作初心者の段階では、ロングテールキーワードでユーザーの流入やアクセス数を積み重ね、最終的にビッグキーワードを狙っていくことが、SEO対策の基本的な流れです。

 

コンテンツ掲載後も順位を観測し改善を続ける

ブログへのユーザーの流入を増やすためには、掲載済みのコンテンツの内容を定期的に見直し、改善していく必要があります

 

例えば、上位表示を獲得できたコンテンツには順位をキープするための対応をし、順位が伸びていないコンテンツには内容を書き直す『リライト』という作業が必要となります。

 

検索順位は日々変動していくため、順位を定期的に観測し、コンテンツの改良をしましょう

 

コンテンツの観測は、後述する『サーチコンソール』というツールを使うことで、ページごとの順位や流入キーワードを調べられます。

 

流入キーワードを把握できれば、コンテンツ制作や、既存コンテンツのリライトに活かせます。

 

ユーザーのニーズをより深く理解し、計測から得られる情報を活用することで、上位表示を狙えるでしょう。

 

無料で使える!キーワード選定ツール

キーワード選定をする際は、無料で使えるツールを活用すると効率的に行えます。

 

また、掲載済みのコンテンツの順位を計測する場合や、内容を改良する場合にも役立つツールもあります。

 

以下では、無料で使えるキーワード選定に便利なツールを5つ紹介します。

 

Googleキーワードプランナー

Googleキーワードプランナーは、本来はGoogle広告を利用する人が、キーワードごとの入札単価や検索ボリュームを調べるために使うツールです。

 

広告を利用しなくても、SEO対策でキーワード選定をする際にも役立つ情報が得られるため、SEOブログ記事を制作する際に欠かせないツールです。

 

キーワードプランナー検索ボリュームを説明する画面

キーワードプランナーの検索ボリュームを調査した画面(有料にすると検索ボリュームの数字が細かく表示される)

 

キーワードプランナーに調べたいキーワードを入力して検索することで、月間検索ボリュームや競合性などの情報が手に入ります

 

月間検索ボリュームは10~100、100~1,000というように大まかな数字で表示され、競合性は高中低で表示されます。

 

ブログ初心者であれば、キーワードプランナーでロングテールキーワードを見つけて、コンテンツ制作に活かしましょう。

 

▼Googleキーワードプランナー(ページが移動します)

 

  • パソコンからアクセスしている場合は、キーワードプランナーのリンクはブラウザがChromeでないと開きません。
  • Googleキーワードプランナーは、「Google広告」の機能のひとつとして提供されています。利用するにはGoogle広告の初期設定が必要です。
  • 初期設定の完了後は、広告を出稿しない場合は、Google広告を無効にした状態でGoogleキーワードプランナーの機能を利用しましょう。

 

ラッコキーワード

ラッコキーワードは、キーワード選定をするコンテンツ制作者のためのツールです。

 

キーワードを入力することで、サジェストキーワード調査や、キーワードとともによく使われる語句である『共起語』、検索上位サイトの記事の見出しを抽出して一覧にしてくれる機能など、コンテンツ制作のための機能が充実しています。

 

基本機能は無料で使えますが、検索ボリュームや競合調査ができる有料版もあります。

 

▼ラッコキーワード(ページが移動します)

 

Googleトレンド

Googleトレンドは検索キーワード需要の推移がわかるツールです。

検索キーワードの需要の水位が数年単位、数時間単位でグラフ表示されます。

 

Googleトレンドのデータから検索需要の増加・減少傾向や、需要が最も高くなる月という情報なども簡単にチェックできます。

 

▼Googleトレンド(ページが移動します)

 

 

解析ツールはキーワード選定時の参考にも使用できる

Googleが提供している解析ツールの『サーチコンソール』と『アナリティクス』は、ブログを育てていくために必須の解析ツールです。

 

また、既存記事のクエリや表示回数など、検証することでキーワード選定時の参考にも使用できます。

 

Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソールは、前述したように、既存コンテンツの成果計測やコンテンツ内容の改良に使えるツールです。

 

サーチコンソールを使うことで、掲載コンテンツページにユーザーがどのような検索キーワードで流入しているかを把握できます。

 

サーチコンソールで調査をすると、キーワード選定で狙ったキーワードとは異なる、思いもよらないキーワードでユーザーがブログに流入している場合があります。

 

計測結果によって新たなユーザーのニーズを知れることがあるため、サーチコンソールはブログ運用の初心者から上級者まで幅広くしようされています。

 

▼Googleサーチコンソール(ページが移動します)

 

Googleアナリティクス

Googleアナリティクスは、WEBサイト内でユーザーがどのような行動をしているか分析できるツールです。

 

WEBサイトに訪れたユーザーの年齢や性別などの属性や、サイト内の移動経路、成果の達成率を測れます

 

前述したサーチコンソールと同じくGoogleが提供しているツールで、集客のための機能が備わっています。

 

しかし、アナリティクスとサーチコンソールは、計測の対象とするユーザーの行動にそれぞれ違いがあります。

 

サーチコンソールは、ユーザーがWEBサイトに訪問するまでの行動を計測することに対し、アナリティクスはサイト内の行動(WEBサイト訪問後の行動)を計測します。

 

 

また、アナリティクスとサーチコンソールは連携させることができます

連携させることで、訪問者がWEBサイトにアクセスする前後の行動を管理・分析しやすくなります。

 

アナリティクスとサーチコンソールを連携し、計測結果を活用することでより便利になり、WEBサイト設計やコンテンツの改善に活かせます。

 

▼Googleアナリティクス(ページが移動します)

 

GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールの違いや連携方法は、以下の記事で詳しく解説しています。

こちらもCHECK

Googleアナリティクスとサーチコンソールの連携方法を解説!

続きを見る

 

 

SEOのキーワード選定はブログ運用の基礎となる作業

キーワード選定は、SEO対策の中で非常に重要な要素です。

 

検索結果で上位表示を目指すのであれば、ブログ運用の目的とユーザーの検索意図に合ったキーワードを選ぶことが欠かせません。

 

キーワード選定は手間のかかる作業ですが、SEO対策で成果に直結する作業です。

 

初心者でも手順に沿って行うことで、適切なキーワードを選定できます。

 

ブログを作る際や見直す際には、まずはしっかりとしたキーワード選定を行いましょう。

 

SEOキーワード選定についてよくある質問と回答

SEOキーワード選定についてよくある質問と回答をまとめました。

 

質問1:SEOキーワード選定はなぜ重要ですか?

回答:SEOキーワード選定はWEBサイトが検索エンジンで上位にランクするために重要です。

 

適切なキーワードを選ぶことで、ターゲットのユーザーが検索している情報にアクセスしやすくなり、サイトの可視性とアクセス数を向上させることができます。

 

質問2:キーワード選定において何を考慮すべきですか?

回答:キーワード選定では、ターゲットオーディエンス(年齢・性別・収入・購買行動など)のニーズや検索クエリ、競合状況を考慮することが必要です。

 

また、3つ以上の言葉からなる複合キーワード(長尾キーワード)や地域に特化したキーワードも効果的です。キーワードの関連性と競争度も重要な要素です。

 

質問3:キーワード選定に役立ちツールを教えてください

回答:Googleキーワードプランナー、ラッコキーワードが使いやすく役立ちます。

 

Googleキーワードプランナー、ラッコキーワードは、キーワードの検索ボリューム、競争度、関連キーワードなどの情報を提供し、適切なキーワードを見つけるのに役立ちます。

 

質問4: SEOによるキーワードの最適な出現回数を教えてください

回答:SEOにおいて、キーワードの出現回数は重要ですが、自然な文章の流れを損なわないことが前提です。

 

通常は1~2%程度が目安です。コンテンツの質と読みやすさを重視し、強制的なキーワードの挿入は避けましょう。

 

質問5:キーワード選定の成功を測定する方法はありますか?

回答:解析ツールを使用して、クエリ、検索順位、コンバージョン率などをモニタリングすることで、キーワード選定の成功を測定できます。

 

変化を追跡して、必要に応じてキーワードの調整を行うことが重要です。

 
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SEOコンサルタント・ライティングコーチ@オオニシヨウコ

22歳で結婚後、子どもが4歳と3歳のときに28歳で離婚。一家の大黒柱として、シングルマザーとして子ども2人を育て上げた自身の人生経験から、2015年に『女性が子育てや家族の介護をしながらも、働き続けられて収入が得られる環境づくり』を理念に会社を創立。WEBメディア制作事業・ライティング教育事業を立ち上げる。

ライティング教育事業にて、300人以上のプロライターを輩出しながら、編集プロダクション事業を運営し、子育て中の女性に働く場所を提供。同時に、200人以上の事業主・経営者の方にライティングの指導を行う。

SEOとライティングスキルをフルに活かし、企業の集客・売上、個人の方の就労に貢献しながら、月商7桁・年商8桁を達成。わずか30日でGoogleの検索結果で上位表示や500以上のキーワードで1~3位を獲得するSEOライティングには、同業他社からも定評あり。

現在は、これまで培ったSEOのノウハウとライティングによる実績をフルに活かして、個人事業主や中小企業を対象に『集客できるWEBサイト』の制作やコンテンツマーケティングのサポートおよびライティング指導を行っている。

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