通販サイトは、自社製品を販売するインターネット上のプラットフォームであり、販路拡大につながります。
自社の経営に貢献するように、今以上に売上げが伸ばせる通販サイトを立ち上げましょう。
とはいえ、通販サイトの制作には、少なからず時間とコストがかかります。
通販サイトを活用して効率よく売上げを伸ばすためには、単にサイトをつくるだけではなく、商品が売れるための手順やポイントが必要です。
本記事では、通販サイトの制作手順を6つに分けて詳しく説明しています。
また、売上げを伸ばすためのポイントもお伝えしています。
売上げを伸ばせるような通販サイトを制作して立ち上げたいと考えている人は、参考にしてください。
通販サイトで物を販売するために必要な3つの要素
通販サイトを立ち上げるためには、対面で行うビジネスと同様に3つの要素が必要です。
3つの要素とは、「誰に」「何を」「どう売るか」のことで、ビジネスやマーケティングの基本となる部分を指します。
次の章で紹介する「通販サイトの制作手順」のように、最初に行うことは「何を」にあたる主力商品・販売商品を決めることが必要です。
「何を」を決める段階では、年代や性別など大まかなターゲットをイメージします。
次いで、3つの要素に一貫性を持たせるために、「誰に商品を買ってもらいたいのか」ターゲットを具体的にしたペルソナを設定します。
ペルソナ設定は、商品サービスの魅力を、より伝えやすくするための重要事項です。
「誰に」「何を」を売るのかを明確にしたら、「どう売るか」を考えていきます。
次の章では、「誰に」「何を」「どう売るか」の3つの要素を前提にして、通販サイトの制作手順を詳しく説明します。
通販サイト制作費用の目安
通販サイトの制作を専門業者に依頼する場合、規模により費用は異なります。
大まかには、小規模のサイトなら100万円以下、または100万円前後になり、中規模以上であれば200~500万円程度が相場といえます。
通販サイトを制作するときは、ECサイトと呼ばれるElectronic Commerce(イーコマース・電子商取引)を行うすべてのWEBサイトを総称する言葉を用いるのが一般的です。
ECサイト(通販サイト)については、下記の記事で詳しく説明しています。
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参考ECサイトのことが簡単にわかる!種類別メリット・デメリット
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ECサイト(通販サイト)は、自社で開発や制作するケースと、すでにインターネット上で公開されているシステム(BASEやShopify)を活用して構築するケースがあります。
すでにインターネット上で公開されているシステムを活用する場合は、自社で開発や制作するケースよりも比較的費用が抑えられる傾向にあります。
とはいえ、自社でECサイトを制作する場合でも、小規模であれば、いちから開発を行わずに、CMSといわれるテンプレートから選択できる方法で構築することもできます。
CMSとは、『Contents Management System:コンテンツ・マネジメント・システム』の略した用語です。
WEBサイトのコンテンツを構成するテキストや画像、デザイン・レイアウト情報などを一元的に保存・管理するシステムのことを指します。
そのほか、モール型(Amazonや楽天ショップ)といわれるネットショップに出店する方法もあります。
自社ECサイトとモール型については、下記の記事で詳しくお伝えしています。
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自社ECサイトとは? モール型との違いと自社に最適な選び方
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通販サイトの制作手順
通販サイト制作方法は、一般的に以下の6つの手順で行います。
- 主力商品・販売商品を決める
- ペルソナを設定する
- 通販サイトのコンセプト・ショップ名を決める
- 商品を販売する場所と方法を決める
- 商品を準備する
- 集客方法を考える
通販サイトから計画どおりに商品を販売するには、ユーザーに商品サービスの魅力が伝わるように考えて実践しましょう。
次の章以降では、通販サイトの制作手順について説明します。
【制作手順.1】主力商品・販売商品を決める
まず、通販サイトに掲載する商品を選定します。
その後、さらに販売商品の中から、目立つところに配置するための主力商品を選びましょう。
主力商品の強みを明確化する
主力商品は、競合他社に負けない優位性が求められます。
商品の特徴や価格競争力など、競合と差別化するポイントを見つけ出しましょう。
主力商品の強みを明確にすることで、買い手の購買意欲を高められます。
たとえば、顧客目線で見た製品のスペックや独自の機能など、商品の魅力的な要素を強調しましょう。
主力商品を目立つ位置に配置する
通販サイトでは、主力商品を目立つ位置に表示させることが重要です。
ホームページのトップやバナー広告など、顧客の目に留まりやすい場所に配置します。
詳細な商品説明や魅力的な画像を準備することで、商品の魅力や特徴を全面的にアピールできます。
主力商品の検討とアピールは、通販サイトの成功にとって重要です。
顧客の関心を引きつけることによって、売上げの拡大につながります。
【制作手順.2】ペルソナを設定する
主力商品と販売商品を決めたら、通販サイトで物を販売するために必要な3つの要素のうち「誰に」に該当する「ペルソナ設定」をします。
ペルソナとは、年齢や性別、人格、行動などの具体的な情報で肉付けされた、たったひとりの顧客像のことを指します。
ペルソナ設定は、事実とかけ離れたイメージでつくるのではなく、自社の商品・サービスを使用する典型的な顧客像をイメージしてつくります。
以下では、ペルソナ設定の重要性と、設定時に役立つ項目例を解説します。
ペルソナ設定の重要性
ペルソナ設定は通販サイト制作において、重要な工程です。
前述したように、ペルソナは年齢や性別などの定量的な属性と、人格や趣味、ライフスタイルなどの定性的な属性から設定します。
実在する人物かのようにペルソナを設定することで、「ペルソナの○○さんならどのように行動するだろう」と、ユーザー視点に立った通販サイトを制作できます。
また、ペルソナを設定して社内や関係者と共有することで、通販サイトに関係するイメージを固められます。
たとえば、後述する通販サイトのコンセプトを決める際に、ペルソナ像が定まっていることで、関係者同士の認識のズレを最小限に留められ、通販サイトに一貫性が生まれます。
通販サイトをユーザー視点に立って制作できる点と、通販サイトに一貫性を持たせられる点がペルソナ設定のメリットであり、重要である理由です。
ペルソナ設定の項目例
ペルソナ設定の際に、参考にできる項目を紹介します。
- 名前
- 年齢
- 職業・役職
- 年収
- 居住地
- 通勤時間
- 趣味
- 性格
- 家族構成
- 身長・体重など身体に関わる事柄
- 既婚・未婚
- 休日の過ごし方
- 使っているSNS
- 悩み・抱えている問題
上記の項目以外にも、通販サイト制作に必要な項目があれば適宜追加しましょう。
また、テキストでの項目以外に、ペルソナのイメージ写真やイラストを用意すると、より関係者間でイメージ共有に役立ちます。
ペルソナの詳しい説明や、つくり方については以下の記事で解説しているため、あわせてご確認ください。
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【制作手順.3】通販サイトのコンセプト・ショップ名を決める
販売商品を決定した後は、通販サイトのコンセプトやショップ名を決めます。
通販サイトのコンセプトを決めるポイント
まず、競合の通販サイトとの差別化を図り、顧客に共感してもらえるようなコンセプトを考えましょう。
コンセプトは顧客の心を掴み、競合との違いを明確にします。
自社のブランディングにもつながるコンセプトにすることで、自社や通販サイトのファンを獲得し、顧客と継続的な信頼関係を築けます。
通販サイトのショップ名を決めるポイント
ショップ名を決める際には、指名検索されることを考慮します。
指名検索とは、企業名や通販サイト名を検索キーワードとして、直接検索することをいいます。
指名検索を考慮したショップ名は、独自性を持ちつつも、覚えやすい名前にしましょう。
ユーザーの記憶に残りやすく、検索窓に入力しやすいネーミングにすることがポイントです。
通販サイトのショップ名は、ブランドイメージの構築や顧客の認知度向上に大きく貢献します。
そのため、差別化や顧客共感を図りながら、顧客の心に残る通販ショップ名を考えましょう。
【制作手順.4】商品を販売する場所と方法を決める
つぎは、商品を販売する場所として「自社通販サイト」と「モール型通販サイト」のどちらにするかを決めます。
自社通販サイトではブランディングや独自性を追求できますが、モール型通販サイトでは集客力を活用できます。
自社の成長戦略や販売戦略に合わせて、適切な選択を行いましょう。
以下では、自社通販サイトとモール型通販サイトの、それぞれの特徴や構築方法について説明します。
自社通販サイトの特徴と構築方法
自社通販サイトでは、自社でドメインを取得し、独自のサイトを構築します。
この方法は専門的な知識や時間が必要ですが、自社のブランディングを行える魅力があります。
自社の将来像を反映させながら、独自の販売環境を築けます。
自社通販サイトの代表的な構築方法には、「フルスクラッチ」「ECパッケージ」「オープンソース」「ASP」の4つがあります。
フルスクラッチやECパッケージは大企業向きで、ASPやオープンソースは中小企業や個人事業主向きです。
また、拡張性が高いのがフルスクラッチで、比較的拡張性が低いのがASPになります。
以下では、4つの構築方法を紹介します。
フルスクラッチ
フルスクラッチは、システムやデザインなどすべて自社で開発する構築方法です。
時間と費用がかかりますが、技術力があればエラー対応や機能追加などのユーザーのニーズに、素早く対応できます。
ECパッケージ
ECパッケージは、通販サイトを始めるために必要な機能がまとめられているパッケージを購入して、通販サイトを構築する方法です。
既存のソフトウェアをベースにして、機能を追加することや、デザインを変更することができるほどの自由度があります。
オープンソース
オープンソースとは、インターネット上に公開されている既存のソフトウェアを利用して通販サイトを構築する方法です。
無料で公開されているソフトウェアも多く、フルスクラッチやECパッケージより安価に通販サイトを始められます。
ASP
ASPは、ECサイトとしての基本機能が備わったシステムを利用して通販サイトを構築する方法です。
通販サイトに登録できる商品数に制限がある場合があるため、商品の種類が少ない小規模な企業に適しています。
ASPはクラウド上にあるシステムを利用するため、ソフトウェアをインストールする手間がありません。
そのため、導入のために環境を整える必要がなく、すぐに通販を始められます。
モール型通販サイトの特徴と種類
モール型通販サイトを販売場所とする場合は、大手の通販サイトに出店・出品し、自社の商品を販売する方法をとります。
代表的なモール型通販サイトとしては、下図のにあるようにAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどが挙げられます。
モール型通販サイトは、販売手数料などの費用が発生しますが、簡単に出品ができることや、サイト全体の利用者が多いため人目につきやすい特徴があります。
モール型通販サイトには、『各ショップが出品のみを行うマーケットプレイス型』と、『各ショップがモール内にshopをつくるテナント型』の2種類に分類されます。
以下ではマーケットプレイス型とテナント型を解説します。
マーケットプレイス型
マーケットプレイス型は、ひとつの大きな通販サイトに各企業が商品を出品する形態のモール型通販サイトをいいます。
代表的な通販サイトには、Amazon、ZOZOTOWNがあります。
テナント型
テナント型は、一つの大きな通販サイトに各企業がショップをつくり、ショップから商品を販売する形態のモール型通販サイトです。
代表的なテナント型通販サイトには、楽天市場やYahoo!ショッピングがあります。
【制作手順.5】商品を用意する
販売する商品は、決まったコンセプトに基づいて用意しましょう。
商品を用意するには、「業者から仕入れる方法」と「オリジナル商品を作る方法」の2つの選択肢があります。
商品を業者から仕入れる際のポイント
業者から商品を仕入れる場合は、業者と仕入れ値を交渉することが大切です。
交渉によって仕入れコストを抑えることで、競争力のある価格で商品提供が可能になります。
オリジナル商品を作る際のポイント
オリジナル商品を作る場合は、自社工場で制作する方法や、類似商品を制作するノウハウを持った制作会社に委託する方法があります。
制作会社に委託する場合は、専門知識や技術を持つパートナーとの協力関係を結び、オリジナル商品の製作を進められます。
商品画像を豊富に揃える
また、通販サイトに商品を掲載する際には、商品画像を豊富に用意しましょう。
通販サイトを利用する顧客の大半は、商品画像を参考にして購入の判断を行います。
テキストよりも画像の方が顧客に伝わる情報量が多くなるため、商品の魅力を直感的に伝えやすく、具体的な利用シーンをイメージしやすくなる利点があります。
そのため、商品の細部まで確認できるように、ひとつの商品に対して複数枚の写真を掲載します。
商品の細部を写した画像には、顧客が購入前に確認したいと思うような情報をテキストで説明しましょう。
商品の準備は、顧客にとって魅力的で信頼できる商品を提供するための重要なステップです。
コンセプトに合った商品を仕入れ、商品画像を豊富に準備することが大切です。
【制作手順.6】集客方法を考える
通販サイトを始める準備が整ったら、集客方法を検討します。
インターネット上には膨大な数の通販サイトが存在します。
インターネット上の販売も実店舗と同様に、集客方法を考えて実践しなければ売上げが伸び悩むことになります。
以下では、「主な集客方法」と「実店舗の有無にあわせた集客方法」を紹介します。
主な集客方法
主な集客方法には、テレビやラジオ、紙媒体の広告、WEB広告、SEO、SNSなどがあります。
なかでも、比較的すぐに取り組めるのは、マス広告といわれるテレビやラジオ以外の、紙媒体の広告、WEB広告、SEO、SNSです。
紙媒体の広告では、新聞や雑誌などを活用して広告を掲載する方法です。
WEB広告では、バナー広告や検索エンジン広告(リスティング・SNSなど)を利用して、インターネット上で効果的な広告展開を行います。
また、販売促進を目的としたマス広告ではない広告には、交通広告、ダイレクトメール、POPチラシなどがあります。
SEOについて、詳しくは後述しますが、検索エンジンから集客する方法です。
検索結果で、通販サイトや各種商品ページを上位に表示させることで、多くの人の目に留まりやすくなります。
SNSは無料で行えることから、上述で紹介したほかの集客方法よりも比較的簡単に取り掛かれます。
SNSへの投稿は、ECサイトへの導線として、あらかじめ投稿内容を計画しておくと継続性が高まります。
フォロワーとのコミュニケーションやキャンペーンの実施など、顧客との関係構築を図ることも集客に有効な手法です。
店舗を持っている企業の通販サイトへの集客方法
店舗がすでにある企業であれば、店舗に訪れた顧客に対して通販サイトの広告を配るなどの宣伝活動を行うことができるため、自社通販サイトの認知度を容易に上げられるでしょう。
店舗がない企業の通販サイトへの集客方法
一方、店舗がなく、新たに通販サイトを立ち上げる企業は、WEB広告やSEO対策、SNSなどを活用して集客を行うことが重要です。
効果的な広告キャンペーンやネット検索による上位表示、SNSの積極的なような活用によって、多くのユーザーに通販サイトの存在を知ってもらい、アクセスや注文数の増加を目指します。
集客は通販サイトの成長に向けた要素です。適切な集客方法を選択し、戦略的な広告展開やマーケティング活動を行いながら、顧客を引きつけ、売上げを伸ばしていきましょう。
通販サイトで売上げを伸ばす3つのポイント
通販サイトで売上げを伸ばすためには、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
- 顧客に安心感を与える
- 自社のブランディングを意識する
- SEO対策で集客を推進する
以下では、3つのポイントについて紹介します。
顧客に安心して購入できるよう印象を高める
WEB上にある店舗は、誰が運用している通販サイトであるか見えるようにして、顧客に安心して買い物ができる印象を持ってもらいます。
サイトの細部まで気を配る
サイトのファーストビュー以外にも、細部まで気を配ることが大事です。
たとえば、説明欄の誤字脱字、わかりにくい商品画像は、顧客に不信感を与えてしまいます。
説明文の推敲や商品写真のアングルや明るさ、解像度など細かい部分にまで気を配ることで、顧客に安心感を提供できます。
運営側の基本事項を表記する
顧客に安心感を考慮するためには、サイト運営者の基本事項を明確に表記しましょう。
「プライバシーポリシー」や、表示義務のある「特定商取引に基づく表記」など、顧客に必要な情報を提供することで、信頼感や安心感が与えられます。
また、顧客から質問される内容を活かして「よくある質問」を設置することも効果的です。
ユーザーは自分が疑問に思っていることを探すため、よくある質問があればあるほどよいでしょう。
運営者側の人間味を伝える
商品の生産者や自社スタッフの人間味を訪問者に伝える写真やメッセージを加えましょう。
訪問者から見た際に信頼感や親近感を生むため、サイトの印象が良くなります。
自社のブランディングを意識する
自社で通販サイトを立ち上げることで、より自由度の高いデザインのサイトを制作できます。
顧客にコンセプトを伝えやすくなり、リピーターやファンの増加を期待できます。
自社や通販サイト名を認知してもらうためには、ブランディングを意識してサイト制作を行いましょう。
企業がブランディングを行うには、主に以下の5つを考えた実践が必要です。
- 商品の品質
- 操作しやすいECサイト
- 体験を提供するイベント
- オリジナリティーあるデザイン
- ユーザーの役に立つWEBコンテンツ
発信者側の企業は、顧客に共感されるように企業努力を欠かさないようにしましょう。
一方で、モール型の通販サイトを利用した場合は、自社サイトに比べて集客をしやすいメリットがありますが、ショップのコンセプトや強みが埋もれてしまう傾向にあります。
たとえば、Amazonで商品を購入した顧客は「Amazonで購入した」という認識をすることが多いでしょう。
モール型の通販サイトはデザインが統一されているため、同じような商品を出品する競合他社との差別化が図りにくい特徴があります。
通販サイトで売上げを伸ばすためには、自社のブランディングを意識しましょう。
SEOで集客する
「5.集客方法を考える」で前述したように、SEOは集客に効果的な手法です。
SEOとは、Search Engine Optimization(サーチ・エンジン・オブティマゼーション)を訳したマーケティング用語です。
具体的には、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果で通販サイトを始めとしたWEBサイトを上位表示させるための手法や施策を指します。
検索エンジンから流入する買い物客は、1ページ目に表示される検索結果からアクセスすることが大半です。
そのため、1点だけよりも数多く自社の商品サービスが、検索結果で1ページ目に表示されることで、アクセス数の増加が期待できます。
しかし、検索結果で1ページ目に表示させる知識や技術は、一朝一夕でできることではないため、繰り返し実践することが必要です。
また、公開したばかりのサイトの場合は、SEOの効果が出るまでおよそ3~6カ月ほど時間がかかります。
WEBサイトやコンテンツは育ててれば育てるほど、効果は継続性が高くなるため、SEOは中長期的な集客に向いています。
商品サービスのページへのSEO対策は、見込み客が商品を検索する際に使いそうなキーワードの分析を行います。
特定の検索キーワードや共起語を、商品のタイトル・説明文に入力することで、検索結果に表示されやすくなります。
共起語とは、検索キーワードと一緒に使われる頻度の高い単語を指します。
また、商品ページとは別に、商品に関連したキーワードを使った記事コンテンツを制作して、SEOを実装する方法があります。
前述の手法は、コンテンツSEOとよばれ、ユーザーの悩みや問題点が解決できる記事をつくり、検索エンジンから高い評価を得て、検索結果の1ページ目や上位表示をめざします。
コンテンツSEOでは、顧客の疑問を解決するとともに自社製品の魅力をアピールし、商品ページに誘導することで、購買意欲の高い顧客をサイトに集客できます。
SEOは、時間をかけてサイトのコンテンツを育てていくため、集客に対する即効性はありません。
しかし、検索結果で1ページ目や上位表示されれば、ユーザーの目に触れる機会が増えていきます。
すると、商品サービスへのファンが増えて、通販サイトをブランディング化できることもSEOの特徴のひとつです。
検索エンジンからの評価を高めて、持続的な集客効果を狙いましょう。
SEOを活用した集客方法や効果について、下記の記事で詳しく解説しています。あわせてご確認ください。
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一貫性のある通販サイトを制作して売上げを伸ばそう
売上げを伸ばす通販サイトを制作して立ち上げるには、「誰に」「何を」「どう売るか」の3つの要素を前提にして、本文で紹介した6つの手順を参考に取り掛かりましょう。
なかでも、「誰に商品を買ってもらいたいのか」を、早期に明確にすることで一貫性のある通販サイト制作が行えます。
一貫性のある通販サイトは、ターゲットにしたいユーザーが集まりやすいため、購入しやすい機能を整えることも忘れずに行いましょう。
顧客が増えたら、今度はリピーターとなるファンを増やすために、メルマガやLINEアカウントなどを通じて定期的に情報配信を行い、接触回数を増やすための戦略が必要です。
売れるECサイトの作り方は、下記の記事でも詳しくお伝えしています。
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また、中長期的な集客には、検索エンジンからユーザーの流入が図れるSEOが有効的です。
実際に、自身で検索を行い上位表示された競合他社の通販サイトから商品を購入してみて、どのような対応やサービスを行っているかリサーチしてみましょう。
通販サイト制作時の参考になります。