
働き方が多様化されている近年。とくに最近では、会社に勤めることだけにこだわらず「起業」を考える女性が増えました。
とはいえ、「どんなビジネスを始めればよいのか」明確化できず、起業のアイデアに悩む人は多くいます。
起業のアイデアを出すには、まずあなたができることや世の中のニーズを考えましょう。
ここでは、女性の起業におすすめの職種とそのアイデアの出し方やヒントについて解説します。
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起業のアイデア・出し方のヒント
起業する際のアイデアやビジネスヒントについて「過去の仕事やスキルを活かす」「趣味や特技を活かす」の2つを紹介します。
ポイントは、「自分は何ができるのか」について考えることです。
1.過去の仕事やスキルを活かす
起業を考える際には、まず「仕事経験や今自分が持っているスキル」を書き出してみましょう。
経験してきた仕事の内容や資格を通じて得たスキルなどが、起業アイデアのヒントになります。
パソコンを使った技術を伴う作業、接客、販売、営業などの経験もスキルです。知識や経験がある業種で起業すると、メリットや問題点があらかじめわかります。
また、勤めていた会社や取引先の担当者と築いてきた人脈が、起業後にそのまま活かせるケースもあります。
社会の中で外部とのやり取り以外にも、家事や子育て、介護など、私生活における経験も起業のヒントとなります。
たとえば、主婦の経験を活かして、家事代行サービスが考えつきます。
2.趣味や特技を活かす
自分の趣味や特技の中から、自信のあるものや長く続けているものを書き出してみましょう。
たとえば、ハンドメイドや料理、ネイルやメイクなどの美容関連、旅行、ブログなど、なんでもかまいません。
仕事にできるできないにかかわらず書き出してみることで、あらたな発見につながることがあります。
とくに、知人から好評な趣味や特技を持っているなら、多くの人が魅力を感じる商品やサービスにできる可能性があります。
女性におすすめの起業アイデア4つ
現代では、性別を問わず活躍できる業種業態が増えてきています。
ここでは、とくに女性ならではの視点や強みにフォーカスした「おすすめの起業アイデア」を4つ紹介します。
1.女性におすすめ起業アイデア:インターネットビジネス
インターネットビジネスは初期費用があまりかからず、パソコンとインターネット環境があれば始められます。
インターネットを使うため、時間や場所を選ばずに仕事ができることから、家事や育児などと並行してできることも大きな魅力です。
人気が高い代表的なインターネットビジネスには、「WEBライター」「アフィリエイト」「ドロップシッピング」「せどり」があります。
以下で、それぞれについて詳しく解説します。
WEBライター
WEBライターは、企業や事業主などの集客や売上アップにつながる「WEB上の記事を書くこと」が主な仕事です。
WEBライターになるために特別な資格は必要なく、文章力を身に付けることで始められますが、「いくら収入を得たいか」「どのような働き方をしたいか」によって、WEBライターとして必要なスキルが変わってきます。
収入額が大きく働き方の自由度が高いほど、所持していなければならないスキルが増えていきます。
主に、「WEB記事として公開する編集スキル」「生の声をヒヤリングして記事にするインタビュースキル」「Googleなどの検索エンジンにも評価されるSEOの知識」などが必要です。
SEOとは、Search Engine Optimization(サーチ・エンジン・オブティマゼーション)を略した用語で、日本語に訳すと『検索エンジン最適化』になります。
Googleなどの検索エンジンで検索された際に、検索結果で上位表示させる手法や施策を指します。
SEOについては、下記の記事で詳しくお伝えしています。
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「WEBライターの始め方」については、下記のページで詳しくお伝えしています。あわせてご覧ください。
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アフィリエイト
アフィリエイトとは、インターネットを利用した広告で収益をあげるビジネスで。
自身のブログやWEBメディアなどで他社の商品サービスを紹介をして、購入など何かしらの行動によって報酬を受け取るしくみです。
在庫を抱える必要がないため金銭的なリスクが少ないのが特徴ですが、検索エンジンからの流入からアクセス数を増やすことで利益につながりやすくなるため、前述したSEOの知識やライティングスキルが必要になります。
アフィリエイトについては、下記のページで詳しくお伝えしています。あわせてご覧ください。
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ドロップシッピング
ドロップシッピング(Drop Shipping)とは、在庫を持たずに商品を販売する方法です。
販売業者と提携して自身のブログやWEBサイトで商品を紹介し、売れた場合は提携業者から直接商品が発送される仕組みです。
商品の在庫管理や梱包、発送はすべて提携業者が行います。
そのため、ショップオーナーが仕入れや在庫を抱えるといったコストやリスクを負わずにスタートできます。
ドロップシッピングには、大きく分けてふたつの方法があります。
自らメーカーや卸売業者を開拓
ショップオーナーが取り扱いたい商品を探し、直接メーカーや卸売業者を開拓します。
そのうえで、メーカーや卸売業者とドロップシッピングの契約を結び、ショップで販売を行います。
仲介業者DSP・ASPと契約
DSP(Drop Shipping Service Provider)・ASP(Affiliate Service Provider)と呼ばれる仲介業者と契約を行う方法です。
DSPは、複数のメーカーと契約を持っています。ショップオーナーは、DSPが持っているラインナップから、自分のショップで取り扱いたい商品を選択して販売します。
DSPが開設しているプラットフォームでショップを開くことができるうえに、問合せなども担当してくれるケースもあります。
商品のバラエティーは限られますが、必要最小限のコストや手間でドロップシッピングが始められるところがポイントです。
せどり
せどりとは、価値のある商品を仕入れてインターネット上に出品して利益を得る方法です。
話題になっている商品や人気のある商品、品薄で手に入りにくい商品などを安く仕入れて出品するのが基本的なやり方です。
2.女性におすすめ起業アイデア:美容系サロン
美容系サロンは、女性ならではの美容の知識や経験を活かせる職種です。
直接女性の体や顔に触れる仕事なので、男性よりも女性の方が優位だといえます。
技術や資格が必要となる分野でもありますが、独学で取得可能な資格もあります。
資格は一度取得すれば長くビジネスに使えるので、長期的なビジネスを考えるのならば最適な職種です。
具体的な美容系ビジネスには、以下のものがあります。
ネイリスト
ネイリストは、爪の手入れやデザインをする仕事です。ネイリストになるには資格取得は必須ではありません。
しかし、顧客の信頼を得るには「ネイル検定」などの資格は取得した方が良いでしょう。
資格は通信講座などで取得可能なものもあるので、通学以外にも在宅で技術を身につけることもできます。
ヘアメイクアップアーティスト
ヘアメイクアップアーティストは、ヘアアレンジやメイクアップをする仕事です。髪に触れる仕事であるため、美容師免許が必要です。
資格は専門学校への通学以外に、通信でも取得できます。
エステティシャン
エステティシャンは、フェイシャルやボディケアなどの全身美容の施術を行う仕事です。エステティシャンになるには、公的資格は必要ありません。
しかし、顧客の信頼を得るためには、ネイリストの場合と同様に民間資格を取得した方が良いでしょう。
アロマセラピスト
アロマセラピストは、エッセンシャルオイルを用いて心身の不調に対しての施術を行う仕事です。
公的な資格はありませんが、医学や薬理に関する豊富な知識が必要となるため通信やスクールで学ぶことをおすすめします。
3.女性におすすめ起業アイデア:教室・スクール
教室やスクールは、趣味や特技を活かして人に技術教える仕事です。
着付け教室や料理教室、ピアノ教室、ヨガ教室などさまざまなものがあります。
以前は自宅を使って始める人が多くいましたが、近年ではインターネットを利用したオンライン講座が主流になっています。
前述で紹介したWEBライターから、『ライティング講師』として講座やスクールを開き、活躍することもできます。
4.女性におすすめ起業アイデア:ショップ経営
ショップ経営は、実店舗を持つものと店舗を持たないインターネットショップがあります。
店舗を持つ場合は自宅やレンタルオフィスを利用します。
対して、インターネットショップの場合は手軽に始められますが、WEBサイトの知識が必要です。
ショップ経営には、買い付けた商品を販売するセレクトショップや手作りの雑貨やアクセサリーを販売するハンドメイドショップなどの他に、画像やイラストを販売するショップなどもあります。
起業アイデアの出し方
次いで、起業のアイデアの見つけ方について解説します。
必要とされているものを探す
起業のアイデアを見つけるためには、世の中で困っていることや必要とされているものをリサーチします。
自分や人が不便に感じていることや、あったら良いと思うサービスなどを考えてみましょう。
どんなに素敵なアイデアでも、必要としている人がいなければビジネスとしては成り立ちません。
世の中のニーズと自分ができることを照らし合わせると、事業になりそうなことが見つかる場合があります。
世の中のニーズを調べる方法として、周囲の人に話を聞いてみることやインターネットの掲示板(お悩み相談)などでリサーチする方法があります。
どのようなことが必要とされているのか、普段からアンテナを張っておきましょう。
実際に成功している人の話を聞いてみる
起業をしたい気持ちがあっても、何がしたいかわからない人は、実際に成功している事例収集をしてみましょう。
起業セミナーに参加することやショップ巡りをすることなどで情報は集められます。
経験者から成功や失敗の具体的な話を聞くことは刺激やモチベーションアップになり、そこからアイデアが浮かぶ可能性があります。気になるショップのリサーチも同様です。
また、成功している人のマネから始めてみてもかまいません。
ビジネスとして成り立つものならば、必ずしも完全なオリジナルである必要はないのです。人のマネから始めて、徐々に自分の色を出していくのも方法のひとつです。
女性の起業アイデアは「できること」と「ニーズ」から考える
女性が起業のアイデアを考える時は、スキルや趣味、特技から自分にできることを洗い出します。
世の中で必要とされていることを考えるために、普段からさまざまな職種に対してビジネスとしての視点で見てみましょう。
「できること」と「ニーズ」を知ることが、自分だからこそできる起業アイデアにつながります。
おすすめの職種も参考にしながら、検討することから始めてみましょう。