ChatGPT(チャットGPT)を仕事や学業に活用している人が増えているなか、SEOやブログ記事作成にも活用できるかが注目されています。

ChatGPTでブログをつくる際、使い方には大きく分けて以下のように3つの活用例があります。
- タイトルを考えてもらう
- 大まかな文章構成案を考えてもらう
- 完成した文章の添削・校正をしてもらう
本記事では、ChatGPTの有効性とマイナス点を解説したうえで、3つの活用を用いて使い方のコツ、注意点をお伝えします。
WEBライターの仕事やサイト運営者、また集客ブログにも使える『プロンプト(命令文)事例』も紹介するため、参考にしていただけます。
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ChatGPTとは『自動応答チャット生成AI』
ChatGPTとは、2015年に設立された『OpenAI』という団体が開発し、2022年11月に公開された自動応答チャット生成AIのことをいいます。
▼ChatGPT公式ページURL (OpenAIが運営)
ChatGPT公式サイトの言語は英語になっていますが、AIチャット機能の質問と回答は日本語に対応しています。
ChatGPT公式サイトの画面
ChatGPTは、パソコンのブラウザやスマートフォンの専用アプリで無料で利用できて、基本的にはどちらも使い方は同じです。
ChatGPT公式サイトのアプリはiPhoneのみ公開されています。(2023年7月現在)
Androidは、ブラウザ版の使用になります。
使い方は、ChatGPTのチャットに質問文や『プロンプト』という命令文を送信することで、WEB上にある情報を基に会話形式で回答してくれます。
ChatGPTとの会話は、まるで人間とやりとりしているかのように自然であることが特徴です。
ChatGPTは、公開されてから2カ月後の2023年1月には利用者が全世界で1億人に到達しました。
SNSと比較した場合、サービス開始から利用者1億人に到達までに要したそれぞれの期間は、以下のとおりになります。
- TikTok:9カ月
- Instagram:2年4カ月
- Facebook:4年半
- Twitter:5年半
利用者が多いSNSと比較しても、ChatGPTが世間に浸透したスピードがいかに早いかがわかります。
ChatGPTは、会話以外にもExcelのマクロなどのプログラミング文や、メールの文面を考えること、文章を要約するなど、テキストで表現できる回答に対応しています。
質問した際に、望んだ回答が得られるように、回答方法や条件を細かく指定することで、より精度の高い回答が返ってきます。

ChatGPTのメリットと有効な活用法
先述したように、ChatGPTには得意とする回答分野があります。
ChatGPTの有効な使い方やコツをしっておくと、下記で紹介するメリットが十分に活用できます。
ChatGPTを活用するメリットは主に3つです。
- 情報の回答がスピーディー
- さまざまなトピック(話題や主題)にも対応
- 文面から計算まであらゆるビジネスシーンで活躍
ここでは、ChatGPTのメリットを活かし、業務に役立てられる有効な使い方を2つ紹介します。
ChatGPTから創造的なアイディアを得る
ChatGPTは、創造的な回答を得意としています。
たとえば、命令文として「物語のシナリオを書いてください」や「家電メーカーが始める新事業の企画を立案してください」などと入力したとします。
すると、命令文に対して、クリエイティブなアイディアをいくつか回答し提供してくれます。
ここでは「物語のシナリオ」を書いてもらう指示を出した画面を紹介しています。
本記事では、ブラウザ版の画面を使用して説明をしています。
ChatGPTからアイディアを得ることで、小説の構成や企画を練る時間が短縮できて、業務を効率化できます。
また、自分が練った企画に対しての意見が欲しい際にも、ChatGPTに企画内容を説明して返答を待てば、会話形式でやりとりできます。
このように、ブレインストーミングの相手としても、ChatGPTは役立ちます。
ChatGPTに状況に合わせたメールの文面を考えてもらう
ChatGPTに状況を説明し、メールやメールマガジンの文面を考えるよう命令することで、適したテキストを提案してくれます。
例として、ChatGPTに「取引先に営業のためのアポイントをとるメールの文面を考えてください」と送信することで、状況に適した件名や本文、署名まで回答してくれます。
以下の画像では、ChatGPTに役割・アポイントをとる理由・候補日程の情報を与え、情報を基にメールの文面を考えてもらいました。
得た回答をベースに、不自然な日本語の修正や、より具体的な事業内容に書き換えることで、メール作成にかける時間の大幅な短縮に期待できます。
ChatGPTのデメリットとマイナス点
上の章でお伝えしたように、ChatGPTはWEB情報をもとに自然な会話ができるAIです。
しかし、人間が求めていることに対して、できないことや苦手なことがあります。
ChatGPTを活用した際のデメリットは、主に3つ挙げられます。
- 文脈を理解する能力に限界
- 情報の信頼性と正確性の問題
- 虚偽の情報を悪用目的で拡散される危険性
以下では、上記のデメリットから、ChatGPTができないことや苦手とする事柄、活用するうえでのマイナス点をお伝えします。
間違った情報を出力する場合がある
ChatGPTを利用する際は、提示された情報が「間違っている可能性がある」という前提で使用しなければなりません。
そのため、利用者には「ChatGPTの情報すべてが正しいわけではない」という認識のうえ、得た内容や情報を精査するスキルが求められます。
ChatGPTに命令文を打ち込むこと、AIはWEB上の情報を収集したうえで回答を生成します。
そのため、ChatGPTの回答は間違ったWEB情報を学習している可能性や、文面のつじつまが合わないテキストを生成することがあるのです。
以下の画像は、ChatGPTに「しりとりをしよう」と送信したところ、見当違いな回答が生成された例です。
回答を見ておわかりいただけるように、ChatGPTはしりとりのルールを理解していないようです。そのため、間違った回答をしています。
情報収集をしようとChatGPTを利用した場合、しりとりでなくても質問のルールを理解していない場合や、間違った情報を正しいことのように回答する可能性があります。
ChatGPTを情報収集に利用する場合は、質問者自身の質問内容に対するリテラシーが求められます

質問者は、質問したい分野に対して最低限の基本知識を持っていて、ChatGPTの回答が正しいか否かを判断できる事柄について質問するとよいでしょう。
2021年以降に追加されたWEB情報は結果に反映されない
ChatGPTによる回答は、2021年までのWEB情報をもとに生成されていることが、以下のように明言されています。(2023年7月現在)
ChatGPT is not connected to the internet, and it can occasionally produce incorrect answers. It has limited knowledge of world and events after 2021 and may also occasionally produce harmful instructions or biased content.
和訳:ChatGPT はインターネットに接続されていないため、不正確な応答が生成される場合があります。2021 年以降の世界や出来事についての知識は限られており、場合によっては有害な指示や偏ったコンテンツを生成する可能性もあります。
実際、ChatGPTに「2021年以降の出来事について答えられるか」と尋ねてみると、上記の引用文と同じような内容の回答が生成されました。
上記のことから、ChatGPTには最新の事柄や事件、技術革新についての質問や、情報収集ができないことがわかります。

ChatGPTを活用してSEOを考慮したブログをつくる際の注意点
Googleをはじめとする検索エンジンの検索結果で、ブログを上位表示させるための施策にはSEOが必要です。
SEOとは、詳しくは後述しますが、Search Engine Optimization(サーチ・エンジン・オブティマゼーション)を訳した言葉で、日本語で『検索エンジン最適化』を意味するマーケティング用語です。
SEOについて基本的なことは、下記の記事でも詳しくお伝えしています。
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SEOを取り入れたブログ記事を作成させるために、「ChatGPTを利用したい」と考える人も増えています。
しかし、SEOの効果を反映させるコンテンツ(ブログ)は、『オリジナリティ』と『情報の鮮度』が重要になります。
そのため、上の章で紹介した内容を考えると、SEOを考慮したブログ記事を作成する場合、現段階では「工程のすべてを人間ではないAIであるChatGPTに任せるには無理がある」といえます。
本章では、「ブログ作成のすべての工程に対して、ChatGPTの使用は完全ではない(不向きである)こと」「GoogleからのAIコンテンツへの評価」を解説します。
SEO記事にはオリジナリティと情報鮮度が重要
SEOとは、ホームページやECサイトなどのWEBサイトおよびブログなどの記事を、検索エンジンの検索結果の上位1ページ目に表示させるために用いる施策や手法を指し、結果的に集客数や売上アップにつなげる戦略になります。
SEOの実装には、ユーザーと検索エンジンから評価されるように、ユーザーの役に立つ情報を網羅した有益なコンテンツ記事の制作が必要です。

記事の内容は一次情報であることが求められる
ユーザーと検索エンジンから評価されるブログやWEB記事をつくるには、書かれていることが一次情報であることが求められます。
一次情報とは「自分が直接体験をすることで得た情報。または、自ら行った調査や実験で得た情報」という意味を指します
すでに、どこかで別の誰かが発した言葉やWEBサイトで使われている二次情報や三次情報では、オリジナリティに欠けてしまうからです。
Googleをはじめとする検索エンジンは、体験談や専門性の高い知識に基づいた一次情報などの独自性を重要視しています。
さらに、検索エンジンは検索者が使うキーワード(検索クエリ)によって、記事に掲載されている内容を読み取り『情報の鮮度』を計測して、記事内の情報は最新のものであるか判断します。
そのため、情報の鮮度が高ければ高いほど、検索エンジンからの評価も高くなるのです。

対して、長期間に渡って内容が大きく変わらないレシピやQ&Aなどの情報については、鮮度による影響はほぼないといえるでしょう。
ChatGPTは2021年以前のWEB情報である
前述したように、ChatGPTは2021年以前のWEB情報を基に回答を生成しています。(2023年7月現在)
このことから、ChatGPTで生成した文章を記事にしたとしても、オリジナルの情報でないうえに、情報の鮮度も欠けているためSEO効果を発揮できないことがわかります。
また、ChatGPTが、正しい情報であるかのように回答した内容が間違っていた場合、気づかずにそのまま記事化してしまわないように注意が必要です。
読み手が先に間違いに気づいたときや、あるいは、情報をうのみにしてほかに拡散した後に間違っていることを知った場合は、読者からの信頼を失うこととなります。
信頼を失うと、これまでブログにアクセスしていた読者やユーザーが離れてしまう恐れがあります。

GoogleからのAI生成コンテンツに対する評価
ChatGPTを始めとしたAI生成コンテンツについて、Googleは以下のように述べています。
AI や自動化は、適切に使用している限りは Google のガイドラインの違反になりません。検索ランキングの操作を主な目的としてコンテンツ生成に使用すると、スパムに関するポリシーへの違反とみなされます。
引用元:AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンス
上記の引用元の情報からわかるように、AIで生成したコンテンツという理由で、検索エンジンからペナルティを与えられることはありません。
AIを使用したコンテンツであっても、有益な情報が網羅されているコンテンツであれば、検索エンジンからの評価対象となります。
ただし、AIの回答する文章が一次情報でない点や、情報の鮮度に欠ける点を加味すると、冒頭でも述べたとおりブログ記事作成のすべての工程をChatGPTに100%任せることは難しいといえます。
SEO効果の高いブログ記事を作成するならば、ChatGPTを使う場合は、記事制作の一部(構成や見出しなど)を活用し、必要最低限の利用にとどめるとよいでしょう。
SEOブログ記事作成にChatGPTを使うコツと3つの活用例
SEOブログ記事作成のすべての工程をChatGPTに任せることは難しいとはいえ、一部の工程の手助けをしてもらうことで、記事作成全体にかける時間を短縮できるでしょう。
ここでは、SEOブログ記事作成にChatGPTを活用できる使い方を、3つ紹介します。
【活用例1】ChatGPTにタイトルを考えてもらう
ChatGPTに完成したブログ記事の内容を簡潔に説明し、「タイトルを考えてください」と指示することで、タイトル案を数個提示してくれます。
ただし、AIはよくある言葉の並び順からタイトル案を生成します。
案をそのまま使用すると、ほかのサイトの記事との差別化ができない可能性があるため、タイトル作成の参考程度に留めておきましょう。
タイトルは、ユーザーが見たときに自分が必要としている情報であるか、クリックするか否かの判断材料になる重要な部分です。
生成されたタイトル案の語句の一部を言い換えることや、インパクトある言葉を付け加えるなどして改善するとよいでしょう。
【活用例2】ChatGPTに大まかな文章構成案を考えてもらう
ChatGPTに、ブログ記事のターゲットや選定したキーワードを伝えることで、下図のように文章構成案を生成してくれます。

タグとは、WEB記事の見出し(目次)を示すときに使用する印のようなものになります。
タグを正しく用いることで、検索エンジンにブログの内容も正しく伝えることができるのです。
タグについては、下記の記事で詳しくお伝えしています。併せてご覧ください。
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参考HTMLタグを最適化しよう!SEO対策に効果的な使い方や注意点
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ChatGPTへの命令文にタグについて加えることで、上図のように大きな見出しから小さい見出しまで考えてくれるため、文章構成のベースに活用できます。

見出しが重要である理由は、検索順位を決めるためにWEBサイトから情報収集をしている検索エンジンのシステムである『クローラ』が、見出し(hタグ)を読み取り、何が書かれているかを把握して情報を集めているからです。
見出し名が記事の内容やタイトルに適したものであるほど、評価が高まります。
ChatGPTに文章構成案を考えてもらう際は、生成された文章構成案や見出し名が、他社サイトの既存記事と重複していないか、最終的に人の目で判断して活用するとよいでしょう。
【活用例3】ChatGPTに執筆した文章の添削・校正をしてもらう
ChatGPTに、自分が執筆した文章を送信することで、誤字脱字や語句の言い換えをするなどの添削や校正をしてもらえます。
文章の改善点を回答することや、専門用語をわかりやすい言葉にすることもできるため、自分の文章に対して客観的な意見が欲しいときに役立ちます。
しかし、人が書いた文章特有の細かなニュアンスや言い回しを理解することはAIにとって難しく、単調な文章に修正されてしまう可能性があります。
間違っていない言葉でも、修正されることがあります。
そのため、「ChatGPTが修正した言葉」「自分で考えた言葉」どちらが適しているのかを見極めたうえで、参考にするとよいでしょう。
ChatGPTでSEOブログの記事作成をするときの注意点
これまで紹介した活用例を参考にして、SEOブログの記事を作成することで、記事作成の時間を短縮でき、ChatGPTから客観的な意見を聞けるメリットがあります。
SEOを用いたブログ記事を作成するためにChatGPTを活用する場合は、以下の注意点を把握して実践しましょう。
必ずファクトチェックを行う
先述したように、ChatGPTは間違った情報を学習し、質問者に提示する可能性があります。
間違った情報の真偽を確かめずに記事に使ってしまうと、ユーザーや検索エンジンからの信用を失うことや離脱を招き、検索順位を落とす結果を招いてしまいます。
ChatGPTで生成された情報を活用する場合は、必ず人間の目によって情報が正確であるか確かめる『ファクトチェック』を行いましょう。
ChatGPTへの質問や命令文は具体的に書く
ChatGPTに質問・命令する際は、できる限り具体的に細かく条件を指定して書くとよいでしょう。
あいまいで漠然とした質問文は、得たい回答とずれた文章が生成されてしまう要因になります。
たとえば、SEOについて知りたい場合は「SEOについて教えてください」ではなく、「SEOを用いた記事を作成する際に重要なことを、300文字以内で要約してください」と書きます。
このように、最も知りたい情報を具体的に示し、文字数を指定することで欲しい回答と生成される回答のギャップを最小限にできます。
しかし、ChatGPTは日々学習しているため、日を改めて同じ質問をすると、異なる回答が返ってくる可能性があります。
得たい回答を導き出すために、質問や命令文の調整に時間を費やすことは避け、ChatGPTは作業を効率化するために使うツールであることを念頭に置いて利用しましょう。
AI活用の前に必要な『SEOの知識』と『ライティングスキル』
ChatGPTを活用してSEOブログ記事を書く場合、執筆者自身にSEOの知識とライティングスキルが備わっていることが大前提です。
ChatGPTが生成した回答のどの箇所を修正すればSEO効果を発揮できるかの検討は、記事を作成する執筆者がSEOに関する知識やライティングスキルを保有していることが必要になります。
また、生成された文章を自分の文章に置き換える際にも、質の高い記事を作成するにもライティングスキルが必要です。
例えば、文と文のつなぎ目や文章で臨場感を伝えたいときなど、記事全体における訴求点の見極めは、人間によるライティングの知見や経験が欠かせません。
SEOに必要になるライティングスキルを『SEOライティング』と呼びます。
SEOライティングは、検索エンジンを意識しながら、読者となるユーザーにとって有益な情報を網羅した記事作成を行います。
そのため、SEOライティングではユーザーファーストの文章スキルが求められます。
【SEOの知識】ChatGPTを活用したブログづくりのポイント
ブログにアクセスを増やすためには、SEOの知識とキーワード選定が重要になります。
SEOの知識を身に付けるには、検索エンジンの仕組みを把握しましょう。
検索エンジンの仕組みを知ることで、検索結果で上位表示させるためのコツがつかめます。
ここでは、SEOで行う数ある対策のうち、重要になる『検索エンジンの仕組み』と『キーワード選定』について解説します。
検索エンジンの仕組みを知ればSEOが理解できる
SEOで成果を出すには、検索エンジンの仕組みについて理解が必要です。
Googleをはじめとする検索エンジンは、クローラとインデクサと呼ばれるふたつのシステムが動いています。
クローラは世界中にあるWEBを巡回して情報を収集し、集めた情報をインデクサがインデックスしていくことで、検索結果の順位に反映されます。
WEBサイトが検索結果で上位されるためには、質の高いコンテンツであることはもちろん、SEOによる内部対策や外部対策も必要です。
内部対策とは、検索エンジンにWEBサイトを見つけてもらいやすくするための施策です。
内部対策には、内部の関連性のある記事同士でリンクを貼ったり、altタグといわれる画像に代替えテキストを使用したりなどがあります。
外部対策は、外部サイトから被リンクやサイテーションなどによって評価を獲得するための施策です。
サイテーションとは、WEB上で企業名やWEBサイト名を言及されることをいいます。
内部対策・外部対策については、下記の記事で詳しくお伝えしています。
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参考SEO外部対策につながる内部リンクとは?重要である理由・やり方
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どのようなブログが上位表示されやすいか、どのように検索順位が決定するかなど、検索エンジンの仕組みを把握しておくことで、SEO対策に効果的な策を講じられます。
検索エンジンの仕組みやSEOブログのつくり方については、下記の記事で詳しく解説しているため、ご確認ください。
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ChatGPTの指示出しにも必要なキーワード選定
記事を作成するには、まず適切なキーワード選定を行うことが必要です。
ブログが検索結果で上位表示されるためには、まず上位表示を狙いやすいキーワード選定から始めます。
ブログ立ち上げ当初はビッグキーワードを避ける
検索ボリュームが月間1万人以上あるようなキーワード(ビッグキーワード)で上位表示ができれば、多くのユーザーの流入を見込めますが、同じように上位表示を狙っている競合他社のサイトも多く存在します。
そのため、競合他社のサイトが多いキーワードでの上位表示は難しく、ブログを立ち上げたばかりの段階であれば難易度はさらに上がります。
立ち上げたばかりのブログでは、ビッグキーワードで上位表示させることが難しいといわれている理由のひとつに、WEBサイトのURLとなる『ドメインパワー』が関係しています。
ドメインパワーを高める要素
ドメインパワーとは、検索エンジンからのWEBサイトの信頼度を数値化した指標です。
GoogleやYahoo!などの検索エンジンは、コンテンツの質や量、更新頻度、外部サイトからリンクを獲得する被リンク、ドメインの運用期間によってWEBサイト全体を評価します。
立ち上げたばかりのブログは、サイトのURLとして使用しているドメインの運用期間が短いため、ドメインパワーは強くありません。
そのため、ビッグキーワードを狙ったとしても、自分のブログより運用期間が長い競合他社のサイトに比べて評価を集めにくく、上位表示が難しいといわれています。
運用期間の長さのほかにドメインパワーを高める要素として、上の図のようにコンテンツの質や量、被リンクの質によってドメインパワーが高まります。
ロングテールキーワードを狙う
ブログを始めた当初は、検索ボリュームの小さなキーワード(ロングテールキーワード)を狙いましょう。
ロングテールキーワードは、月間検索ボリュームが10~100人という少人数なキーワードであると予想されているため、アクセス数だけでいうと多い数の流入は見込めません。
しかし、自身のSEOに関する知識やキーワードのジャンルにもより異なりますが、競合記事やサイトが少ないことから、比較的早期(平均2カ月前後)に上位表示(1~2ページ目)される傾向にあります。
コンバージョン(CV)につながり、ユーザーが使用すると思われるキーワードであれば、ロングテールキーワードを積極的に使用しましょう。
コンバージョン(Conversion)はCVとも呼ばれており、WEBマーケティング分野においては、ゴールとなる重要な指標のひとつであるため、集客数や売上げ数を上げるためには設定が必要です。
コンバージョンについては、下記の記事で詳しくお伝えしています。
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参考コンバージョン(CV)とは集客や売上の目標達成数!成果を上げる方法
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また、SEOブログやWEBサイトは「公開して終わり」ではなく、検証改善しながら育てていくものです。
とくに、新しいドメインは一時的に検索結果で上位表示されても安定性や集客導線が確立できていない可能性があります。
検索順位が安定するまで6カ月ほど必要になる
一方で、「記事へのアクセス数さえ増えれば必ずしも集客ができる」とは限りません。
ドメインパワー1~3位の検索結果をめざし、検索順位が安定して集客効果が出るまでは、記事公開後6カ月ほどのスパンを考えておきましょう。
WEBにおける集客導線とは、ユーザーに商品サービスが認知されて購入やサービスの利用などの行動に至るまでの一連の流れを指します。
集客導線については、以下の記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。
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集客導線とは売上につながる顧客獲得に必要なWEB戦略
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また、ワードプレスを使ってブログを運用している場合は、使用しているテーマも検索順位に影響するポイントです。
ロングテールキーワードは、ビッグキーワードに比べ、より細分化されたニーズを満たせられるため、『コンバージョン』につながりやすいというメリットがあります。
コンバージョンとは、商品の購入、資料請求などの自社の利益につながるような行動をユーザーが起こしてくれることをいいます。
ユーザーのニーズを満たすことができれば、ブログの信頼性が上がりドメインパワーが強化され、より検索ボリュームの大きいキーワードでも上位に表示させやすくなります。
ロングテールキーワードを狙ったブログ記事が上位に表示され、ユーザーの流入を着実に増やしたうえで、徐々にビッグキーワードを狙っていくことが、SEO対策で成果を出す方法です。
ChatGPTへ大まかな文章構成案を生成してもらう際にも、何に関しての記事の文章構成案を書いてもらうのかを指示しなければなりません。
その際に、ブログの状況やトレンドなどを加味して選定したキーワードを伝えることで、SEOブログ記事の作成に役立てられます。
以下の記事ではキーワード選定について詳しく解説しているため、併せてご確認ください。
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AI活用の前に必要な『ライティングスキル』
SEOブログ記事は、コンバージョン獲得に向けて、検索者の検索意図を十分に図り、説得力と訴求力のある文章を書くスキルが求められます。
ここでは、ライティングの概要や、執筆ルールについて解説します。
SEOライティングでブログ記事を書く
SEOを用いたライティングは、SEOライティングとよばれています。
SEOライティングは、ユーザーの検索意図を考えながら文章構成を作成します。
検索意図とは、ブログにアクセスしてもらいたいユーザー(ターゲット層やペルソナ)を前提にして、下記の2点を考えます。
- 検索ユーザーがどのような情報を知りたくて検索しているのか
- 知りたい情報に対してどのようなキーワードを使うのか
SEOライティングについては、下記の記事でも詳しくお伝えしています。
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ペルソナを決めると文章構成も執筆もブレない
ペルソナとは、ターゲット層をさらに具体的にして、たったひとりのユーザーに的を当てた人物像になります。
ペルソナを決めて文章構成をつくれば、執筆をする際もスムーズです。
ブレない記事がつくれるため、誰が読んでもわかりやすく質の良いサイトコンテンツが作成できます。
ペルソナのつくり方については、下記の記事でお伝えしていますので参考にしてください。
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文章作成の基本はロジカルライティング
また、SEOライティングは、ロジカルな文章で構成されているため『ロジカルライティング』という基本的な文章の書き方を用います。
ロジカルライティングは具体的には、PREP法やSDS法を用いて文章を論理的に書く方法です。
結論から述べ、情報を順序立てて説明する書き方であるため、何が書かれているのか人に伝わりやすい特徴があります。
人に伝わりやすい文章は、ユーザーや検索エンジンからの評価に直結するポイントとなり、SEOに有効です。
ロジカルライティングを習得することで説得力のある文章を書けるようになるため、ブログやWEB記事の執筆が必要な人は積極的に習得しましょう。
基本的に、SEOライティングはロジカルライティングに加えて、SEOのルールを用います。
ロジカルライティングについては、下記の記事で詳しくお伝えしています。
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参考ロジカルライティングとは?文章を劇的にわかりやすくする書き方
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覚えておきたい執筆の表記ルール
ライティングには一定の表記ルールが存在します。
例えば、『かんたん』『カンタン』『簡単』はどれも同じ意味ですが、表記が統一されていません。
ひとつの記事の中で表記が統一されていないことを『表記ゆれ』といい、記事内で統一されていることが理想とされています。
ほかにも、記事を書く際には誤字脱字や、使用に向いていない用語も把握して細心の注意を払わなければなりません。
上述した表記ルールや法的なルールは、読み手に誤解を与えないように、また、信頼度を高めるために用いられています。
ルールを習得することで、品質が保持された記事が執筆できます。
表記ルールに関しては、『記者ハンドブック』という用語集の本が役立ちます。
記者ハンドブックは、送り仮名の付け方や同音異義語の使い分けを始めとした、新聞に登場する機会の多い日本語の使用方法をまとめた用語集です。
人に伝わりやすく、読みやすい記事を作成する際に重宝するため、活用しましょう。
しかし、ジャンルやターゲット層の設定によって、サイトの運用者が独自で決める表記ルールもあります。
また、企業の商品サービスのブランディングのために、表記を決めているルールもあります。使ってはいけない用語以外は、統一しやすいルールを定めましょう。
日本語の表記ルールやSEOに特化したライティング方法を解説しています。執筆の参考にしてください。
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覚えておきたい『日本語表記ルール一覧表』(記者ハンドブック参考)
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一方で、化粧品や健康食品に関する記事を書く場合には『薬機法』とよばれる法律の知識が必要です。
また、『景品表示法』とよばれる商品やサービスの品質、内容、価格等を偽って表示を行うことを厳しく規制するとともに、過大な景品類の提供を防ぐために景品類の最高額を制限する法律もあるため、記事を書く際は注意を払いましょう。
薬機法と景品表示法については、下記の記事でお伝えしています。
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SEOライティングはプロから学ぶ
SEOの知識とライティングスキルを身に着けるには、専門家からライティングを学ぶことが必要です。
なぜなら、ライティングスキルは添削やフィードバックが無い状態では正しく身に付かないからです。
SEOや集客ができる文章の書き方を知らずにブログを書き進めていては、検索エンジンに評価される記事がつくれないため、検索結果で上位表示されることはありません。
検索結果で上位表示されることなく、公開したブログがユーザーに見つけてもらえないと、これまでの労力が無駄になります。
検索エンジンからの集客を自社で取り組みたい場合は、専門業者にコンテンツ制作を依頼するか、自社でSEOブログがつくれるようにコンサルティングを受けながらSEOライティングを学びましょう。
ワーククリエーションでは、『集客できるWEBサイト制作』と『SEOコンサルティング』、また、オンラインスクールで『SEOライティングの指導』を行っています。
お客さまの状況と課題にあわせてアドバイスいたします。ぜひ、無料相談をご利用ください。
ブログ記事制作にAIを活用!事例別プロンプト24選
ここでは、ブログ記事作成に利用できるプロンプト(命令文)例を、以下の事例ごとに紹介します。
- ブログ記事のタイトルを考えてもらう
- 大まかな文章構成案を考えてもらう
- 文章の添削・校正をしてもらうため
- 本文作成を補助してもらう
- ブログに使用する画像について案をもらう
上記の事例をChatGPTで使用するには、本文で紹介している例文を目的に合わせてアレンジしてください。
【プロンプト例】ブログ記事のタイトルを考えてもらう
前の項「SEOブログ記事作成にChatGPTを使うコツと3つの活用例」の「【活用例1】ChatGPTにタイトルを考えてもらう」で述べたように、ChatGPTは記事のタイトルを提案してくれます。
ここでは、ChatGPTにブログ記事のタイトルを考えてもらうためのプロンプトを紹介します。
文字数を指定したブログ記事タイトルを考えてもらう
ChatGPTにタイトル案を考えてもらう際、文字数を指定できます。
○○について書かれたブログ記事のタイトルを、25文字以上32文字以下で考えてください。
タイトルは32文字以内に収めることで、検索結果でブログ記事タイトルが表示された際に、省略されずに全文が表示されます。
また、タイトルはブログ記事の内容を簡潔に伝える役割もあるため、最小文字数で25文字のタイトルにして、検索結果からクリックされやすくなるように工夫をしましょう。
文字数を指定したブログ記事タイトルを複数考えてもらう
タイトル案を複数提案してもらいたいときは、具体的な数を指定します。
○○について書かれたブログ記事のタイトルを3つ、25文字以上32文字以下で考えてください。
プロンプト例では3つと指定していますが、提案してもらいた数を自由に設定できます。
具体的なペルソナ像とキーワードを指定してタイトルを考えてもらう
タイトルに含めたいキーワードと、具体的なペルソナの属性を指定したプロンプト例です。
ペルソナの属性をプロンプトに含めることで、ブログ記事で流入を図りたいユーザーに訴求できるタイトルが生成されます。
キーワード「○○」を含んでいる、【具体的なペルソナの属性】を対象としたブログ記事のタイトルを提案してください。
上記の【具体的なペルソナの属性】の部分に記入する例として、「30代 女性 副業ライター」や「愛知県在住の30代男性 会社経営者」などが挙げられます。
含めたい/含めたくない単語を指定してタイトルを考えてもらう
キーワードのほかにも、タイトル案に含めたい、または含めたくない単語を指定できます。
キーワード「○○」のブログ記事タイトルを3つ、「○○」という単語を含めて考えてください。
キーワード「○○」のブログ記事タイトルを3つ、「○○」という単語を含めないで考えてください。
【プロンプト例】大まかな文章構成案を考えてもらう
ここでは、大まかな文章構成案を考えてもらうプロンプト例を紹介します。
前の項「【活用例2】ChatGPTに大まかな文章構成案を考えてもらう」で述べたように、出力された文章構成案はそのまま使うのではなく、他社サイトの記事と似ていないか否かを必ず人の目で判断しましょう。
文章構成案を見出しタグとともに提案してもらう
プロンプトに「見出しタグを使って」と指定することで、出力された見出しをわかりやすく表示してくれます。
○○を題材にしたブログ記事の文章構成案を、見出しタグを使って考えてください。
h2の見出しを指定した個数考えてもらう
指定した見出しのアイディアを複数得たい場合は、具体的な数を指定します。
○○に関する記事のh2の見出しを3つ作成してください。
上記の例では、中見出しであるh2を指定していますが、h3やh4などの小見出しを考える際にも活用できます。
ユーザーの検索意図に沿った文章構成案を作成してもらう
ユーザーの検索意図を詳しく命令すると、ターゲットに訴求できる文章構成案を考えてくれます。
指定するユーザーの検索意図の例として「SEOについて知りたいマーケティング初心者」や「無理せずできるダイエット法を知りたい女性」などが挙げられます。
「○○を知りたい」という人が求めている記事の文章構成案を、見出しタグを使って作成してください。
指定したキーワードから顕在・潜在ニーズを考えてもらう
指定したキーワードで検索するユーザーの顕在ニーズ・潜在ニーズを教えてもらえます。
ニーズを把握することで、顕在顧客・潜在顧客のどちらに訴求するブログ記事にするか、文章構成案を作成する指標になります。
「○○」を検索するユーザーの顕在ニーズと潜在ニーズを教えてください。
コンテンツカレンダーを作成してもらう
ChatGPTは、コンテンツカレンダーの作成ができます。
コンテンツカレンダーとは、一定期間内に、どのような内容のコンテンツを作成・公開していくかの予定を立てるものです。
主に、SNSの投稿やブログ記事でマーケティング活動を行う際に活用できます。
コンテンツカレンダーを作成すると、中長期的なマーケティング戦略が可視化でき、作成するコンテンツのトピックのバランスがとりやすくなります。
また、つぎにどのようなコンテンツを作成するとよいかを確認できるため、投稿漏れを防ぐ役割もあります。
メインキーワード「○○」で、○月分のコンテンツカレンダーを作ってください。週2回、記事を公開します。
コンテンツカレンダーの作成を指示するときは、上記のように「どの期間のコンテンツカレンダーを作成するか」や「コンテンツを公開するペース」を具体的に指定しましょう。
【プロンプト例】文章の添削・校正をしてもらう
前の項「【活用例3】ChatGPTに執筆した文章の添削・校正をしてもらう」で述べたように、自分が執筆した文章をChatGPTに送信することで、文章の修正例を提案してくれます。
ただし、ChatGPTは細かな文章のニュアンスや言い回しを理解できないため、自分が考えた文章とChatGPTが提案した文章のどちらがユーザーにとって読みやすいかを見極めましょう。
ここでは、ChatGPTに文章の添削・校正をしてもらうためのプロンプト例を紹介します。
文章の誤字脱字を修正してもらう
ChatGPTに文章を送信することで、誤字脱字を修正してくれます。
以下の文章の誤字脱字を修正してください。「本文を入力」
文章の推敲をしてもらう
ChatGPTに文章を送信することで、文章を推敲してくれます。
先に述べたように、ChatGPTが生成した文章が必ずしも正しいとは限らないため、自分の表現方法とどちらがよいか判断しましょう。
以下の文章を推敲してください。「本文を入力」
正しい文法に修正してもらう
ChatGPTは「い抜き言葉」や「ら抜き言葉」などの文法的な間違いを修正してくれます。
以下の文章を、正しい文法に修正してください。「本文を入力」
単語を指定して文章に追加してもらう
SEO効果を狙うために、執筆した文章にキーワードを含めたい場合があります。
その場合、ChatGPTにキーワードを指定して修正してもらうことで、送信した文章内に自然にキーワードを入れてくれます。
以下の文章に、「○○」を追加して修正してください。
ネガティブな文章をポジティブに変換してもらう
ChatGPTは、ネガティブな文章をポジティブな文章に変換できます。
以下のネガティブな文章を、ポジティブな文章に言い換えてください。
一般的に、ブログ記事全体や各見出しの締めとなる文章は、ポジティブな内容にすることが理想です。
ネガティブな文章で話が終わってしまうと、読み手の不安をあおるだけの記事になってしまいます。
そのため、ネガティブな内容であっても、締めの言葉はポジティブな文章や改善策を記載して、ユーザーをフォローしましょう。
【プロンプト例】本文作成を補助してもらう
ChatGPTは、ブログ記事の本文を作成する際の補助としても利用できます。
ここで紹介したプロンプト例を使用して本文作成に役立てる場合は、出力された内容が正しいか否か、ファクトチェックを欠かさず行いましょう。
また、つじつまの合わない文章が生成された際は、自分で文章や表現を修正することになります。
ChatGPTに本文作成を任せる場合は、ライターとなる執筆者自身が基本的なライティングスキルを持っていることが大前提です。
ここでは、本文作成を補助してもらうためのプロンプト例を紹介します。
問題と解決策を回答してもらう
ChatGPTに指定したトピックについての問題や解決策を提案してもらうことで、本文作成に役立てられます。
「○○」の問題と解決策を提案してください 。
ChatGPTに問題と解決策の提案をもらう場合、注意点があります。
前の項「2021年以降に追加されたWEB情報は結果に反映されない」で述べたように、ChatGPTは2021年以降に起きた事件や変化を回答に反映できません。
トピックの内容が時代の流れによって問題点が変わる社会的な事柄や、法律や条例などのたびたび改正される事柄について質問する際は、情報が最新のものか注意しましょう。
2つ以上の物事を比較してもらう
ChatGPTは2つ以上の物事を比較して、どのような共通点・相違点があるかを回答してくれます。
「○○」と「□□」を比較してください。
具体例を挙げてもらう
ChatGPTには、問題によって起こりうる弊害や、マーケティング戦略のやり方などの具体例を回答してもらえます。
「○○」の具体例を教えてください。
メリットとデメリットを挙げてもらう
ChatGPTは、指定したキーワードについてのメリットとデメリットを教えてくれます。
「○○」のメリットとデメリットを教えてください。
一般的に、メリットとデメリットはユーザーからのニーズが高い情報です。
積極的に記事内に、メリットとデメリットの項目を足しましょう。
よくある質問と回答例を出力してもらう
ChatGPTにキーワードに関連したよくある質問やQ&Aを質問すると、例を回答してくれます。
さらに、質問に対する回答例とともに出力してもらうようにすると、一般的な回答例も参考にできます。
「○○」についてよくある質問と回答例を教えてください。
よくある質問は、ユーザーが記事を閲覧する際に、理解度を深める補助的な役割を果たします。
ユーザーが知りたい情報を網羅しているブログはユーザーと検索エンジンに評価されます。
すると、SEO効果を得られ、ブログの上位表示に役立ちます。
炎上リスクがあるか判断してもらう
文章をSNSに投稿する前やブログ記事を公開する前にChatGPTに炎上リスクを尋ねることで、客観的な意見がもらえます。
コンプライアンス(社会的なルール)や、リテラシーに不安がある場合は、活用すると良いでしょう。
以下の文章は、炎上する可能性がありますか?「本文を入力」
文章を要約してもらいメタディスクリプションにする
ChatGPTは、作成した文章を要約してくれます。
文章の要約を命令する際は、200文字以内に収まるように指示すると、メタディスクリプションの文章として利用できます。
以下の文章を200文字以内で要約してください。「本文を入力」
文章の書き方を指定して出力してもらう
ChatGPTに文章を出力してもらう際は、文章の書き方を指定できます。
例えば、文章の組み立て方には「結論→理由→具体例→結論」で文章を書くPREP法や、「結論→理由→結論」で文章を書くSDS法などがあります。
PREP法やSDS法で文章を書くと、内容がわかりやすくなることや、説得力を持たせられます。
「○○」について、PREP法で教えてください。
「○○」について、SDS法で教えてください。
【プロンプト例】ブログに使用する画像について案をもらう
ChatGPTは画像の生成はできませんが、画像のイメージを文章で表現してくれます。
そのため、ブログ記事に使用する画像についての質問ができます。
ここでは、ブログ記事に使用する画像について案をもらうプロンプト例を紹介します。
記事内にどのような図解があるとよいかを教えてもらう
作成した記事にどのような図解があると、ユーザーの理解を助けられるかを尋ねられます。
生成された文章を基に、画像選定や図解制作のヒントにしましょう。
「○○」についての記事で、ユーザーの理解を深めるためにあるとよい図解はどのようなものですか?
ブログ記事のサムネイル(アイキャッチ)画像の選び方を教えてもらう
ChatGPTにブログ記事に使用するサムネイル(アイキャッチ)画像の方向性や、色彩などを尋ねることで、適切な画像例を文章で提案してもらえます。
「○○」についての記事のサムネイル画像は、どのようなものがよいか具体的に教えてください。
ブログ記事に、サムネイル(アイキャッチ)画像を設定すると、SNSで記事が拡散されたときに画像が表示されることで、タイムライン上で人目を惹きます。
さらに、ブログに流入したユーザーがほかの記事を閲覧しようとするとき、サムネイル画像があることで読者の目に留まりやすくなります。
サムネイルを見るだけで、ひと目で何が書かれている記事であるか、内容やイメージに沿った画像であると、なお良いでしょう。
ChatGPTと共栄しながらSEOブログ記事を作成しよう
ChatGPTは、まるで人間と話しているかのように会話ができるAIです。
ただし、WEB上の情報をつなぎ合わせた情報であることと、情報の鮮度に欠けている点があるため、SEOブログ記事の作成を一任することは難しいといえます。

SEOに関する知識を高めてライティングスキルを高めることで、ユーザーと検索エンジンの両者から評価が得られるブログ記事を執筆できるでしょう。
ChatGPTに任せる作業を見極めて、効率よくSEOブログ記事を作成しましょう。